第五回目は、腸骨筋、大腰筋、腹直筋という、腹部の深層筋への意識付けが中心のテーマだと説明を受けました。
私は胃下垂な感じなので、お腹の深層筋は役目を充分に果たしていない感じは前から、なんとなくしていました。
導入ワークの後、腸腰筋と大腰筋をリリースに入りました。左側をリリースされた時、想像していたより硬く、動きがなかったのに驚きました。右側と全く感覚が違うのです。
「今までこの筋肉は眠っていたんですか?」と聞いたら、周囲の筋肉に癒着して大腰筋が本来の動きをしていなかったとのこと。どうりで、階段の昇り降りをすると、しんどく表面の筋肉が疲れたわけです。奥にある筋肉の代用にされていたのかと、実感しました。そんな、ガチガチな左側の大腰筋も、何種類かのリリースをするうちに、思い出したように、ドクドク言い始め右側と同じ感じになり、お腹のスペースが広がった感じがしました。
そして腹直筋、これもかなり固めていました。また、腹横筋や腹横筋と区別するためのリリースをしました。それから腹直筋からの繋がりである胸骨、胸鎖乳突筋を通って頭まで、(そんなラインがあるとは驚きでしたが、)このラインにそってリリースし、今まで以上に呼吸がしやすく酸素が沢山入ってくるように感じました。
帰り道や翌日、歩きやすく、歩くのが楽しく、階段を上がるのも変な風に疲れることなく、昇りきることができるようになりました。