10シリーズを終えて思うのは、「私の身体の中には、こんなに無意識の領域があったのか!」ということで。foot(足)がうまく使えていなかったことが、やっと身体で解った感じです。
●プロフィール
大手スポーツクラブを中心に多数レッスンを受け持っているピラティス・インストラクター。体の仕組みや構造への理解も深まるレッスンには定評がある。
●10シリーズを受けたキッカケは?
腰の奥の奥のほうで伸びないところがあり、側屈や股関節の動きを邪魔している状態で、それを解消したいと思ったからです。整体や指圧も試していたが、効果を感じられませんでした。そんなときにロルファーによる筋膜リリースのワークショップを受け、これならば解決できるのではと感じ、セッションを受けることを決めました。
●10シリーズを終えられての感想お願いします。
「10シリーズ」の感想として、まず思うのは、「私の身体の中には、こんなに無意識の領域があったのか!」ということです。これは正直とても驚きました。今はその存在を「知った」ので、ちょっとした動作の中にも、今までと違う感覚があると解るようになり、毎日が発見の連続です。仕事では、ピラティスを教えるときにロルフィングの「効果」を感じます。クライアントさんの微妙な動きや力の入り方が見えたり、感じたりできるようになったことが大きな変化です。
10シリーズ中、身体が劇的に変化する回と、それと逆に「?」が付くような回とがありました。それは、普段から意識しているところかそうでないかによって、大きく違ってくるように思いました。また、何度か「ええっ、そんなとこ???」と思いもよらないような筋肉(筋膜ですが)や、「そっちの方向に伸びるの!!」と、思いもよらないような方向でリリースされて、びっくりしたことがありました。セッションを受ける中で、やはり「独力で身体を整えていくのは、限界がある」と実感しましたね。
一番印象的なセッションは、2回目と3回目です。それは、グランディングを感じられるようになったからです。今まで、足(foot)使えていなかったことが、やっと身体で解った感じですね。10シリーズを終えた今でもグランディングに関しては「日々、発見有り」です。
また、「感動」という意味では、10シリーズの直前に受けた単発での筋膜リリースが思い浮かびます。そのときは、腰のところを徹底的にリリースしてもらいました。その帰りに歩いているとき、骨盤がふわふわで、荷物の揺れなどがダイレクトに身体に響きました。外側の筋肉がゆるんだことで、自分の「コア」を思いっきり実感しました。
単発での筋膜リリースも「ゆるめる効果」はありますが、身体のバランスが変化してしまい、思いもよらないところに負荷がかかったりしました。だから、私としては可能な方は10シリーズでの施術をおすすめしたいと思います。10回というと敷居が高いように思いますが、「身体の調子が悪い」といって無計画に整体に行くくらいなら、10シリーズで全身を整えてしまったほうが、結局は費用対効果がよいと思いました。
同様に、普段から運動をしたりストレッチしている人で、何か身体が拒否してできないこと、ストレッチをがんばれない部分があるなら、ロルフィングの10シリーズを受けることをおすすめします! 必ず解決の糸口が見つけられると思います。最後になりますが、私も今後、ロルフィングを学びたいと感じています。それはロルフィングには、手技だけでなく、身体の有り方や動き方に及ぶ、体系思想があると知ったからです。ロルフィングをいろんな人に受けてもらいたい。そして、そのよさを体感してほしいと思っています。
●ロルファーTE2の印象は?
ロルフィングの良さを説得力をもって語れる人。アイデアマン。ロルフィングだけでなく多方面へアプローチしているところが興味深い方です。
●ロルフィングを受け、生活で変わったことは?
○身体の奥の緊張がほどけ、肩の力が抜けてきたこと。
○足の冷えがなくなったこと。冷え性が改善(体質の変化?)
○足を一歩前に出すとき、背中からかかとがにゅ〜っと伸びるようになったこと。