変化と変容、似た言葉ですが、けっこう違います。
ロルフィングで起きるのは、
身体的な変化か、変容か、或るいは変貌か、
それは人により違います。
さて今回は、変貌は置いておき、変化と変容を見てみましょう。
変化は、物理的に変わるもの。
見た目、外側、姿勢とかが変わっていくことです。
英語だとチェンジですね。
変容は、物理的なことと関係なく起こります。
それは一瞬だったり、じわじわと中の方から変わっていきます。
知覚が変わり、現実の感じかた。世界の見え方が変わります。
英語でいえばトランスフォーメーションと言います。
内側から変わっていく、
最近の言い方だとシフトするという感じですね。
アングルがが変わり、環境との関係性が変わると、
眼に映る風景が変わり、表れる風景も変わる。
例えばロルフィングの場合は、セッション前とセッション後で、
見える世界が変わる、そんなこともあります。
つまり、多元な世界、多元的な身体に気づくことであり、
言ってみれば、時空が変わることでもあります。
心象世界の豊かなアーティスト方だと、
世界中にライトが灯された。とか、
街やビルが私にせまって見える。とか。
多種多様な表現で、世界を表現されます。
我々の90%は無意識と言われていますので、
意識がどれだけ気がつくかはありますが、
体という無意識に出会った意識は別なリアリティを生き始めるのだと思います。
こんなことが、セッションの変容によってもたらされるのだと思います。
やはり固有感覚ですので、個人差が大きいということです。
身体的な覚醒には、前後軸・左右軸・上下軸の3元の立体的な身体を感じていきます。
この3軸は、自然状態でない現代生活を行ううちに、どこかの軸がズレてしまうことが多いです。
さらに内外の感覚から体にある3つのフィールド感覚をみていきます。
そして最後に頭頂に抜けるラインを知覚して身体の全体性を感じていきます。
意識と無意識の関係性によって、
感じることは十人十色、様々です。
しかし身体的な覚醒により、明らかに身体は変容していくのです。
今、これから日本が向かっているのは、パラダイムシフトした未来だと思います。
この時代に必要なのは、変化よりも、変容だと思います。
現実は随分変容してきています。
社会や現実の変容はゆっくりと、
しかし確実に進んでいる気がします。
変容した人が一人生まれると、
その人の周りの人も変容していきます。
変容するとシンクロ二シティは加速します。
僕はユングいうところのコンステレーション(布置)の感覚を大事にしています。