線路に鹿が入り追突事故が多いそうです。そもそもどうして鹿が線路に入るかというと鉄分補給のために線路を舐めに来るそうです。そこで塩の塊に鉄を混ぜた特殊素材を開発したのに加え、超音波を利用した「踏切」を開発し、鹿との衝突事故を減らしたいのだそうです。
踏切は、動物が侵入しないよう線路の両脇に設置した防護ネットの一部に隙間を空けたもので、遮断機の代わりに、シカが嫌う超音波をスピーカーで流し、終電後はスピーカーを切り、鹿が行き来できるようにするとのこと。
鹿が生きていること。そのことを認めて、対応していくそのことにテクノロジーを使っていく。
鹿との共生ということを考えた上での人間の在り方。人間が変わっていけるとしたらこうした関係性を作っていくことなのかもしれません。テクノロジーもこういう風に使われるといいですね。
今日は、雨予報だったけど、思い切って山へと出かけてみました。森の中で、せせらぎが流れ、360度の自然に入りこみ、小一時間過ごしました。音や風景混ざり始め、鳥や虫の声と同期が取れ始めると、都心では感じられない知覚が自分に入り込み、その場所と一体になった気がします。環境と有機体としての体が開いて関係ができていることに気がつけている気がします。体を開いていくことって本当に大事だなって思います。