タンゴセラピーは、昨今、ユネスコ世界無形文化遺産であるアルゼンチンタンゴを踊る事で、 心の安らぎと身体の健康を取り戻す役割が期待できるとして、高齢者やうつ病、不安症の 方々の間で世界的に広がりを見せております。触れ合いが生まれると、 脳から幸福ホルモンと呼ばれるオキシトシンやセロトニンが分泌され、精神に安らぎを もたらし、心臓や脳、ホルモンのバランスを保つことに役立つと言われております。
また2009年8月、ワシントン大学 医学部の研究で、リズムと共に様々な方向に足を 出すタンゴ独自のステップが、他のどのエクササイズよりもパーキンソン病患者に 見られる体のバランスが取りにくくなる症状を改善させることができるという研究結果が 発表されました。イギリスでは、タンゴの基本ステップをリズムと呼吸を使いながら 反復運動することで、アルツハイマー型認知症患者の記憶力向上、また進行を遅らせる 効果があるとして役立てられています。
母の入院により、知った老人ホームの現状ですが、薬とレクリエーション、PTによる運動指導、趣味講座。
以前ブログで書いたアメリカの老人ホームの楽しげな様子、日本の老人ホームの静かさに何かインパクトを!何か心を動かすようなもの。パッションの動くようなものがないものか、日々思っていました。
タンゴセラピーは、自分も楽しめる新しいタイプのボランティア参加の機会として今後の展開に期待しています。私自身もタンゴセラピストとしていくつかの施設にて活動しています、笑。活動の様子はまた機会を見てレポートしていきたいと思います。母の病院でも開催できるか聞いてみようと覆います。