久しぶりに読み直してみました。
モモ。定期的に読み返す児童文学の定番。大人になっても、そして今でも、十分に楽しめる、興味深いお話ですね。読み返すたびに、何か別のことを感じます。
自粛が続くゴールデンウイーク、ついニュースやネットを見過ぎてしまいますが、改めてこうした大人も読めるの児童文学は如何でしょうか。
効率的という発想の中、心をなくしている現実は今も変わってないのか、あるいはさらにひどくなっているのか。自分の時間の使い方、生活がニュートラルであるか、一度顧みてみる機会としてニュートラルになる時間を持つと良いなと思います。
「人間には時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が時間を感じ取らないようなときには、その時間はないもおなじだ。」時間がない。そんな方は体から自分の時間を取り戻していきましょう。
ロルフィングでは、体の方を感じていくので空間認識を感じます。体の外の空間。そして体の中の空間。どちらも大事です。対話や気づきにより、心を動かして、あなたの周りに時空のスペースを開けていきます。なにかとディスタンスが気になる時節柄、自分のスペースを感じていきましょう。
時間と空間を心と体を使って、自分のニュートラルに気がついていくわけですね。意識を持って受けてくれれば次元が1つ、2つ変わります。
あらすじ
時間に追われ,落ち着きを失って,人間本来の生き方を忘れてしまった現代の人々.人間たちから時間を奪っているのは,実は時間どろぼうの一味のしわざなのだ….この一味から時間をとりもどし,人生のよろこびを回復させたのは,どこからか突然あらわれた無口な少女だった.時間の意味を問う異色のファンタジー。
エンデ,ミヒャエル
1929‐1995。南ドイツのガルミッシュに生まれる。父は、画家のエトガー・エンデ。高等学校で演劇を学んだのち、ミュンヘンの劇場で舞台監督をつとめ、映画評論なども執筆する。1960年に『ジム・ボタンの機関車大旅行』を出版、翌年、ドイツ児童図書賞を受賞。1970年にイタリアへ移住し、『モモ』『はてしない物語』などの作品を発表。1985年にドイツにもどり、1995年8月、シュトゥットガルトの病院で逝去