この葉は、なんの木だか、わかりますか?
これはメタセコイアの葉っぱです。メタセコイアはヒノキ科の針葉樹で背が高く、常緑種のセコイアに似た落葉種。メタは「変わった」という意味で、ちょうど僕らしい、笑。
僕の実家近くに在る川崎市の生田緑地。岡本太郎美術館へ向かうメタセコイアの林一帯の場の雰囲気が素晴らしく、時々訪れる。近くの奥の池、周りの森と合わせた雰囲気、鳥の声、森の香り、虫の声、などがなんとも言えない全体性を発揮していました。
渋谷に住んでそろそろ15年になりますが、この生田緑地の場の持つ空気感はなかなか都心では味わえない気がします。生まれ故郷は、離れてみないとその良さは分からないと言いますね、緑も川もあるこの場所に生まれ育ったことを嬉しく思います。
場の持つ力は意識されてない感覚も含め環境として我々に大きく影響しています。多元的な存在である我々人間は、人間関係とかデジタルな環境とかにどっぷり使ってしまうと、どうにも現実感がずれてきてしまうものです。書を捨て街に行こう!のごとく、今時は、スマホを捨てて森に行こう!ボディワーカーはそういう風に思います。この世の中の真実は、文字や写真だけではなかなか分かりません。
人間の体は多元的な存在です。ロルフィングでは、重力や空間と調和した体が体現してくると、頭の世界に住んでいる人ほど、リアルな体感が戻ってきて素直な人ほどびっくりします。自分の体が急遽リアルになり、まるで別の世界に来たように感じる人もいます。逆にびっくりしないほどに頭の世界にどっぷり安住している人も中もいます。自分がどれだけ頭の世界に住んでいるのか調べるだけでもロルフィングを受ける価値があると僕は思います。
人間は、ひとりひとり、どの世界に生きるのか、自分で決めているのだけど、なんとなく生きているとそのことにさえ気がつきません。自分が作った世界(例えば人間関係とか、お金の世界とか、)から抜け出せなくて、苦しんでしまうことが多々あるかもしれません。そんな時に一度体が感じている別の世界を感じてみると、今まで当たり前に思っていたことから抜け出す、或いは色々なことを考え直すことが聞きますね。
今一度体の今を感じて、記号やイメージ、そして言葉。から脱して、心と体の原点に戻ってみたい。そんな時には是非、お越しください。心と身体あって、生きている我々人間です。身体性に生きる自分自身を感じ直すことは、生きている限り重要なことです。
さて、滋賀県高島市のメタセコイア並木が日本紅葉の名所100選に選定されているそうです。いつか訪れようと思います。