ヨガというのは、繋ぐという意味だそうです。その語源から「失ったバランスを取り戻す」、「自己を調和の取れた状態へ導く」という意味があるとも言われています。
人間と人間が手を繋ぐこと、それは一番簡単に出来る、繋ぐ行為だと思います。ボランティアでいく老人ホームでも、現在施設に入院中の母とも、帰る際は、手を繋ぎながら挨拶をして帰ります。多分ご友人やパートナーと別れ際も、手でする挨拶などするのではないでしょうか。お子さんがいらっしゃる方なら、子供はいつまでも手を繋ぎたがりますね。手を通じて表現できることは沢山ありますが、手を繋ぐことは、有効な使い方の一つですね。そしてそれは「失ったバランスを取り戻す」、「自己を調和の取れた状態へ導く」ものに繋がっていくのだと思います。
さて、セッションで、手を繋いでやるワークというのがいくつかあります。これを行うと、胸郭や背中が開いてきます。手が繋ぐことが、胸を開くことに繋がるなんて、なんかとてもまっすぐな素敵な物語ですね。体って基本、素直にできているものです。