仕事、夫婦関係、人生、健康、対人関係など、最近自分で感じていて、取り組んだり、してきたことの1つ、人生100年時代の・・・ことが、ナントこの本に書いてあった。(8割型載ってるな、笑)
アメリカ人が書いたものなので、少しづつ発想が違うし、日本だとまた別の大切なアングルがある気がしますが、全体性を持つ意味でもビジョンを持つ上でもまとまった良い本だと思います。AI、IoTとか、少子高齢化、漠然とした不安を無意識に感じている方には、ああなんとなく方向性や全体性が見えてくるのでオススメしておきます。
日本の老人ホーム現状や教育の現場をみたり、一般的な社会人の息苦しさや閉塞感を見ていると、どうも日本人は100年時代の在り方にはなってきてない気がしていて、また長生きしたくないと、公言する人も若い人も多く、さてどうしたものだろうかと思っていた次第です。この本の中でも、健康とか、長生きとか当たり前のように書かれているけど、心身のバランスなき健康は、真の健康とは言えない気がします。何を持って健康と言えるのか、今後も考えて生きたいと思います。
それにしてもアメリカ人の発想というのは、何事もこうもざっくりと現実をメスを入れ、リ・クリエイトしていけるのか。同じくアメリカ生まれのロルフィングにも同じような傾向があるのかもしれません。
内容
教育→仕事→引退という3ステージで、レールの上を歩くような生き方はなくなっていき、今後は多様性のあるマルチステージに突入していく……。
その時に必要なのは有形資産(金銭や不動産など)ではなく、無形資産であるスキルと知識(生産性資産)、健康(活力資産)、自分理解と人的ネットワーク(変形資産)だ!
●人生はより長く、健康になる。
●エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカーという新しいステージが出現する。
●スキル、知識、仲間、評判、健康、生活、友人関係、アイデンティティ、人的ネットワーク、オープンな姿勢が大事
●労働市場に存在する職種は、これから数十年で大きく入れ替わる。
●100歳になった自分がいまの自分をどう見るかを考える。
●男女の役割分担が変わる。質の高いパートナー関係が必要になる。
●数十年単位での役割の調整が必要。高度な信頼関係と徹底した計画が不可欠。
●各人のアイデンティティが変わっていく。