
サロンのすぐそばに佇む、岡本太郎の「こどもの樹」
サロンのすぐそばにある岡本太郎の「こどもの樹」は、いつも私の心を惹きつける不思議な作品です。上部の顔だけでも十分なインパクトですが、なんと13もの顔が隠されているのをご存知でしょうか。十一面観音も驚くほどの多面性。子供たちの無邪気さ、残酷さ、そして無限の可能性を象徴しているようで、見るたびに新たな発見があります。
子供たちの世界から得たインスピレーション
一昨年、小学校と中学校に少し関わる機会があり、子供たちを取り巻く今の状況を知りたいと思い、見学のような気持ちで飛び込んでみました。そこは、大人の世界では決して見ることのできない、様々な感情や表情が渦巻く場所でした。子供たちの純粋さ、残酷さ、そして底知れぬエネルギーに圧倒され、改めて「自分は幼い頃、こんな顔を持っていたのだろうか」と、自問自答する良い機会になりました。
ロルフィングのセッションで紐解かれる、多面的な自分
さて、ロルフィングの10回シリーズのセッションでは、毎回、クライアントの方の体が緩んでいくにつれて、内に秘めていた様々な感情や記憶が解放されていきます。それは、まるで「こどもの樹」のように、多面的な自分自身と向き合う旅のようです。
ロルフィングでは、顔(目、鼻、口、耳)へのセッションも行います。
顔は、感情や記憶が蓄積されやすい場所であり、ロルフィングでは、顔の筋膜の緊張を緩めることで、感情の解放を促し、自己理解を深めるサポートをします。セッションを通して、クライアントの方々は、今まで気づかなかった自分自身と出会い、新たな可能性に気づくことがあります。
ロルフィングのセッションは、単なる体の調整にとどまらず、自己対話と自己理解を深める、稀有な体験と言えるでしょう。