氷河が人工的な風景のように見えますが、これは自然の意匠による自然の姿です。南米パタゴニアの氷河です。(下の写真は、氷河とMt フィッツ・ロイです。)自然と書くのが不自然な位の大自然です。人為の入ってない自然、表情が豊かですね。
今日はグレートジャーニー、旅の実践者、関野吉晴氏のイベントに参加してきました。日本では感じられない大きな力強い自然と、そこに生きる人々の暮らしと生き様を見せつけられました。それにしても関野さん、あの時代にあれだけの旅をこなし、プロデュースしてきた強者、今の時代に同じような人を見つけるのが難しいくらい、只者ではありませんでした。
人間も自然の方が表情が豊かなのです。ロルフィング第7セッションでは、鎖骨から上、首、頭を扱います。顎関節、首の深層筋、表情筋や頭蓋を構成する骨や神経、知覚、含めて歪みやズレをニュートラルにしていきます。自然な方へシフトしていき、顔の表情も豊かになります。
顎関節の可動域や歪みが自然になり、目や耳の高さや、顔のパーツの関係性のニュートラルが図られます。音がよく聞こえるようになる。そんなことをいう人も多いです。それはニュートラルになってみないと感じられない知覚なのでしょう。
人工空間で暮らす我々には、自然を感じる機会そのものが、あまり感じられない中での生活を過ごし、知覚的に、非自然になってきました。
大自然は、そこに行った人。その場に立った人。それを享受した人だけが知ることが出来る贅沢な時間と空間の場であるように思いました。