ローマ神話における知恵や英知、洞察力の女神ミネルヴァ。彼女の肩には知性や英知の象徴としてフクロウが止まっています。フクロウは夜行性で、通常人が活動する昼間は眼を閉じて眠っていて、夜闇が近づく夕暮れになると、フクロウは眼を開けて羽ばたき始めます。そして、夜の闇に飛び立っていくのです。
ドイツの哲学者ヘーゲルは、「ミネルヴァのフクロウは夕暮れに羽ばたく」と言いました。
理論や理解は、後追いでやってくるもので、実際の行動や現実的な実行によって現実は動いていき、それがなんだったのか頭で分かるのは後からであるという解釈がされています。
また人生訓として、知性とか知恵、英知、洞察力や思考力というものは、最盛期を過ぎて衰えが目立つようなときになって獲得するという解釈にも使われます。
ロルフィングも同じで、ロルフィングを受けた時よりも、後から気がつく。そういえば!変わっていると後から分かることも多いのです。統合のワークというのはそういうものなのです。
なぜかと言えば・・・それは説明を聞くよりも体験してみると後からわかります、笑。
やっぱり体験談の方が説得力がありますね。(→体験談)