谷川俊太郎展へようやく行ってきました。
言葉の力、改めて感じました。
会場から出てくると、「ふーっ」という軽いため息か、会場を覆いつくす言葉のエナジーから開放された安堵感か、わかならないような不思議な呼吸を感じました。
この言霊の国、ニッポンで起こっている言葉だらけの言葉なき仮想空間的現実から、一瞬隔絶され摩訶不思議な場所に来た気がしました。
言葉に「人」が宿る。
言葉に「人生」が宿る。
「言葉」は、その人物の「人生」を映し出す。
さまざまな「言葉」が映し出す「人生」を知ることは、
自分自身の「人生」を知ること、そして考えることにつながる…。
そんなこと思いました。
詩人ですが多彩な方で、翻訳、絵本、そして歌詞、評論などものすごい数の仕事を残しています。一番有名なのはこれかな。「鉄腕アトム」1980年のバージョンで。
もう死んでいると語る、生きている86才のカッコいいオジイさんです。