今、ここを生きる。よく言われる言葉です。わかっているようで、わかってない言葉だと思います。或いは分かっていても体現できていなかったり、分かっていると思い込んでいることだと思います。
現代社会は、人を今に生きさせない方向へ向けがちですし、自分でも、過去のイメージや感じ方の中で、現実を捉えようとします。今、ここで起こっていることをリアルに感じようとする感性が鈍くなっている。そんな風にも思います。
踊る大捜査線風にいうと、「室井さん!事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!」っていう感じですかね。自分の現場にいないとなかなか生きている感じはしなくなってきます。現代社会とは会議室にいて、自分がすることを管理しているような感じです、脳研究の養老孟司さん風にいうと、「現代社会は脳化社会だ」そんな風に感じます。
脳が会議室。体が現場。そんな感じで考えると分かりやすいですね。
現場にもう1度出てみたい人、そんな風に思った時は、体の声を聞く。自分の原点に出会うようなこととても大切なことだと思います。身体感覚を取り戻す。自分の本来の呼吸。自分本来の身体感覚を取り戻す。そんなセッションです。
あ、思い出しましたが、制作者時代、CM撮影で、織田さん一度ご一緒したことありましたね。