体に深く接するようになって思うことがたくさんあります。
身体はメディア、新しい可能性は身体体験から出てくるのではないかと思います。
思えば人間は、外へ外へと意識を向けてきました。
でもこれからは、中へ中へと、目を向けていくと、様々な発見があると思います。
中への目の向け方は、科学的な見るという方法論もありますが、
我々の身体にも、中へ中へと目を向ける知覚装置が最初から組み込まれています。
そして古代の人間はこの知覚をもっと使っていました。
それは、感じる、ということです。感じる力。
それを取り戻して見ませんか?見る世界も大事です。
見たものの世界を文字や情報に変えて、パソコンにどんどん入力し、ビッグデータが作成されています。今まで見えなかった我々がビッグデータから発見されています。それも1つの世界を作っていくでしょう。
でも見る世界で発見される世界は我々の全てではありません。多大なる盲点がすでに現実の中に存在します。我々は盲点だかけの現実から、盲点になっていたことを見るようにしていく、意識が届き、見えるようにする、つまり感じて気がつくところから始めないと、新しいものは見えて来ないのです。
その時の自分が気付けないことへの気づきが、見える世界の現実を変えていきます。