12月というと、第9をイメージする方も多いかもしれません。僕も学生時代から6回くらい観ている気がします。久しぶりに第9を観に行って来ました。第9で表現されている歓喜というのに今の自分が近づいて来たからでしょうか、今回は凄く良かったです。体で音楽を感じていました。
さて第9というのはベートーベンの第9交響曲のことで、何故か世界的に年末に演奏されることが多いです。なぜ第9を年末に演奏するようになったのか調べてみました。するとどうやらプロモーション的な理由から始まったらしい。「第9をやるとお客が入ってオーケストラの経営が安定するから」らしいのです。また第9には合唱が付くので、合唱団メンバーの知人友人がみなチケットを買って聴きに来てくれる。結果、客席が一杯になって収益が上がる。ということらしいです。
なるほどそんな理由でしたか。土用の丑の日も、平賀源内が考えた販促キャンペーンが元だったと言いますね。意外に我々が無意識に思っている習慣や行事も元々は、深い意味はなく、皆がそう思っているだけだったりするのが面白いですね。新しい習慣は、時代時代で常に作られて来ています。
個人的なことでも、実はあまり意味はなくて、実は単純なことがきっかけになって、無意識に習慣になっていることって結構多いです。自分がしていることでも、たまに感じて、気が付いて検討し直してみるとスッキリすることがあるかもしれません。理由や理屈よりも今の自分に必要なことを選んで、繋がって、楽しんでいきましょう。
第9の話をしましたので、カラヤンの1986年の第9、歓喜の歌を貼っておきます。なおベートーベンは、昨日書いたウィーンの街をこよなく愛した人で、ウィーンの街を歩いていると今もベートーベンは生きていて気配が街中にたくさん残っています。
さて今週どこかでヴィーナーシュニッツェル食べに行こうかな。