早いもので、先月、銀婚式を迎えました。銀婚式というと結婚25年、四半世紀です。
振り返るということをしなければ意識はどんどん先に行ってしまう、人間はそんな生き物だと思います。改めて思い返さないとその頃どんなだったのかも忘れてしまいます。25年前の自分の意識と体がどんなだったのか、それを振り返るだけでもこうした記念日の意味はあるのかもしれません。
動いてばかりいると、自分が今どこにいて、自分がどんな人間で、どこへ向かって歩いているのか分からなくなってしまいます。お金や人間関係が動いているとつい自分のように感じてしまいますが、時々、立ち止まって自分を見つめ直す、そんな時間が必要だと思います。そんな時は、10シリーズの一つの受け時だと思っています。自分を振り返る、自分の身体に刻まれた自分のこれまでと出会ってみては如何でしょうか?忘れていることたくさん思い出します。この経験はきっとそれ以降のあなたに、大きなサポートになると思います。
さてインドの錬金術書「ラサヨギ・チンタマニ」によると、「銀はダイヤモンドに勝つ、金は銀に勝つ、ダイヤモンドは金に勝つ、水銀もまたダイヤモンドに勝つ」と言われていました。そして水銀は金属の中で最高のものだとされていて、錬金術の中でも中心的なアイテムの一つでした。固まってしまった金属が水のように流れる、それは当時の人は驚いたことでしょう。
水銀は英語でマーキュリー。水星を指します。マーキュリーはギリシャ語でヘルメス。オリュンポス十二神の一人です。神々の伝令使、とりわけゼウスの使いであり、旅人、商人などの守護神です。
能弁、境界、体育技能、発明、策略、夢と眠りの神、死出の旅路の案内者などとも言われ、多面的な性格を持つ神です。幸運と富を司り、狡知に富み詐術に長けた計略の神、早足で駆ける者、牧畜、盗人、賭博、商人、交易、交通、道路、市場、競技、体育などの神であるとともに、雄弁と音楽の神であり、竪琴、笛、数、アルファベット、天文学、度量衡などを発明し、火の起こし方を発見した知恵者とされました。
ギリシア神話のトリックスター的存在であり、文化的な英雄とされています。2年前にアカシックリーディングをして頂いた際、僕の後ろにアバターとして入ったギリシャ時代の様相の賢人は、何だかこの方のような気がしてきました。