クンダリーニーは、人体内に存在する根源的生命エネルギー。宇宙に遍満する根源的エネルギーであるプラーナの、人体内における名称であり、シャクティとも呼ばれる。
クンダリニー・ヨーガなどにより覚醒させられると神秘体験をもたらし、完全に覚醒すると解脱に至ることができるとされている。
覚醒技法の失敗や日常生活におけるアクシデントなどにより準備が整わない形で覚醒が生じる様々な快・不快の症状をもたらす。クンダリーニー症候群と呼ぶ。
クンダリーニーヨガというのがある位なので、ヨガと親和性のある言葉ですが、ヨガでなくてもクンダリーニ覚醒してしまうことがあるそうです。
ロルファーという文脈を離れて自らの身体をみてみると、僕自身、ロルファートレーニング以前にヨガを10年以上続けてきた身であります。修行している訳ではありませんが、自分の身体にも色々な変化が起こっていることに気がつきます。身体を使って人様の身体を扱う、プラクティショナーを続けていることは、ある意味、真剣勝負で命がけの場合もあります。そんな生活を15年ほど過ごしてきたわけです。
それは熱に始まりました。仙骨からその熱は上昇し始めて背骨に沿って登り始め、頭頂へ。それから身体を巡るエネルギーの流れに、気がつき出し、自分の身体内に自分のコントロールできないエネルギーに翻弄され始め、心臓の鼓動が高ぶり、夜も眠れない日々を過ごしたこともありました。頭が冴えまくり、イメージが止まらなくなり、体重は5、6キロ減り、精神状態も変容してきました。そのうち背骨に沿って上昇するエネルギーの流れを感じ、訳が分からずに、自らの身体と格闘する日々を過ごしました。病院に行っても異常無し。むしろ健康体。
しかしその後もエネルギーの流入は続き、感覚は冴え渡り、直観力は増し、世界の見え方が変化してきました。しばらく身体を流れるエネルギーと格闘する中、内臓や身体の結節ポイントも落ち着いてきて、ようやく自分でエネルギーと調和できた感が持てたのが昨年の5月です。その後7月からブログを毎日書き始めました。
自分に起こったことは客観的になんだか判断できませんが、これはロルファーの文脈では表現できない感覚です。あれから数年経って、今、検証してみると、多分クンダリーニーが開いたのではないかなという風に思っています。医学でなく、なかなかエビデンス無き事例で、どういう風に説明していいのか、扱っていいのか分からなかったのですが、そろそろ書いてもよい、そんな気がしましたので、今日書いてみました。その後の様子は、またいつか書いてみようと思います。