そんな機会もすっかり減ってしまいましたが、焚き火というのは妙に落ち着きます。炎を眺めること。パチパチとする音を聞くこと。そして放射熱の遠赤外線効果?でしょうか。そして焚き火があると、人が集まってきて、そして知らない人同士でも会話が始まりす。
人類がいつごろから火を使い始めたのか、はっきりした事は解っていません。現在、火を使用した痕跡として発見されている最古のものは、南アフリカ、スワルトクランス洞窟の160万年前、東アフリカのケニア、チェソワンジャ遺跡の140万年前などで、この時代の人類はホモ・サピエンスではなくて、ホモ・エレクトスと言われています。長い長いお付き合いの中、焚き火との相互関係が人間の無意識にはあるのだと思います。
都市生活やスマホ等電子情報機器が便利すぎて、生活が情報消費しかしなくても生きていける都市生活の埋没した、劣化し続けている我々の体感ですが、焚き火のような一次情報にたまに触れてみると、体験の大切さを感じます。
やっぱり物事はライブなもの、情報でなくて、本物の体験は情報量が多いと思います。イメージや情報消費しかしなくなると、体の感覚は段々と劣化してしまいますね。身体感覚が知覚の幅にも影響します。感じる力、身体が持っている様々な知覚を降り立たせ続けたいと思います。
今日、しばらく焚き火にあたり続けた僕の胸は今も暖かいです。
youtubeに焚き火ありました。貼り付けておきます。