五体投地(ごたいとうち)とは、五体すなわち両手・両膝・額を地面に投げ伏して、仏や高僧などを礼拝することです。
仏教において最も丁寧な礼拝方法の一つとされ、対象への絶対的な帰依を表します。チベットには今も聖地巡礼を、五体投地で礼拝しながら、長い時間をかけて進んでいく人々がいるそうです。日本にも、例えば、四国八十八箇所、または、お遍路と呼ばれる巡礼の旅があり、毎年大勢が巡礼に出かけます。
僕はまだ巡礼へ出かけたことはありませんが、俗世を離れ、違うアングルから自分を見つめ直したいみたいな時に巡礼に向かうのかな、そんな風に感じます。人間は多面的な存在で、1つの側面からでは決して理解できないものだと思います。沢山のアングルからみてはじめて本当の自分に近づける、そんなものだと思います。
ちょうど今、イメージフォーラムで、『ラサへの歩き方 〜祈りの2400km』が、上映中です。