太極拳を行う様にゆっくりと動いてみる。単純に立っているだけでも意外にグラグラするし、ゆっくり前に進むだけでも意外にグラグラする。歩くことは歩く勢いが加わってバランスをとっていることに気がつきます。
よくよく感じ直してみると、足の裏の当たっているところは左右が違うこととか、胸を固めて歩いていることにふと気が付いたりします。
自分の体が歪んでいることも、バランスが悪いことも、よくよく感じ直してみないと分からないものです。それくらい現代の生活は忙しいですね。勢いや、ノリ、他人との関係性で動いている無意識世界の様に思います。
体に意識が行くのは、体の違和感を感じたり、痛くなったりした時、ようやく意識が向く事になります。「調子悪いなー」「痛いなー」って。なかなか体の声って忙しい方には聞こえてきません。
勢いやノリ、他人との関係の、積み重ねで、動きの癖が段々と付いてきます。或いはスポーツをっている人だと、そのスポーツの動きの癖が、どうしても体に付いてきます。体はある程度、頑張ってこなしていきますが、どこかのタイミングでどうしても負担の多いところや、構造的に適切に使えなかった部分から、痛めたりします。体は優秀な自動リペア機能付きのマシンですから、寝たり、休息して、ある程度は直してしまいます。
しかし、そのリセット力を上回る歪みやズレが生じてくると、流石に全部はリセットできず、段々と体のどこかに蓄積していきます。蓄積に気がつかずそのままにしてしまうとやがて、痛みや違和感を感じ出す、というのが一般的な流れです。
このズレ感、歪みを、一度全身リセットをやってみるのがロルフィングです。リセットするだけではなくて、体に軸を作ったり、両足が同じ様につけたり、呼吸が深くなったり、姿勢も良くなったり、という機能的な向上も感がながら、今の一番いい状態の身体状況を構築していきます。
どんな状態の人でも、再構築することは意味があるし、特に痛みがなくても、人生100年時代には、一生に一度は10シリーズを受けておくと、身体的な安心感が増えてきます。自分を大切にしていきたい人の、自分の体への自己投資です。
とりあえず、牛歩してみてください。
ぐらっと来ませんか?(^ ^)