セッション7
今回は、顔、鼻、口の中など珍しい場所。
体全体を開くとはまさに全部なんだって気がした。
普段自分でも触ったことのない部分に
、触れられている気がした。
最後に第三の目あたりに先生がふわっと触れた。
眼球の奥の方で数回痙攣のような振動を感じた。
呼吸を整えながらの瞑想のような時間のあとセッションが終わった。
立ち上がると、目に映る世界がキラキラ輝いていた。
先生の目も、壁にあった化粧品も花も全部が光ってた。
びっくりして立ち上がって窓の外を覗くと、街がクリスマスツリーのようにキラキラ光ってた。
私は手を広げてキラキラの中で踊った。
しばし部屋の中を私は踊っていた。
先生は何も言わずその様子を見ていた。
観察している感じではなく目撃しているように。
キラキラのまま帰りますか?
それとも現実に戻りますか?と先生が言った。
今日はこのまま帰ることにした。
帰り道、キラキラした街を歩きながら荒川修作の言葉を思い出していた。
知覚の降り立つ場。
シリーズが終わるまでの間に、荒川の話をしてみよう。
ロルフィング、本当に面白い。
まさかこんな感覚になるなんて思わなかった。
やってよかった。私に合っていた。
※ロルファー注釈
画家であり、共感覚をお持ちのクライアント。しばらく創作から離れていると聞いていたので、何かリソースとなる体験を考えていました。今回のセッションでは、目と鼻と口の関係性に着目しました。
後日談ですが、今回のロルフィングを機に、また描き始めたそうです。良かったです。