先日見た映画「やまうみあひだ」は、4K映像と、ハイパーソニックサウンドと呼ばれ、可聴帯域を超える音で、森や自然を表現していました。特に高周波の音が入っているそうです。
デジタル処理でカットされてしまう部分に人間の脳や皮膚感は反応しているのですね。聞こえない音に人は癒されるようです。音は色々な部分に響きますので、少し頭使いすぎたような時、心身のバランスを崩したような時のリラックス効果高いでしょうね。
音は全体性があり脳に響く情報ですが、身体的には、もし行けるなら、実際に森に行ったりする方が更にいいと思います。音以外の情報も入ってきます。当たり前ですが、温泉、森林浴、などはリセット力高いですね。
高度化された現代社会にあっても、身体は、自然の中を生きているということでしょうかね、人工空間、人工的な環境にだけいると、理由なき、違和感がしてくるのでしょう。
ぼーっとする。意味や言葉からの逸脱。全身。心地よさ。あたりがキーワードだと思います。ただし、ホルモンバランスの変化により、依存性もありますので、委ねるものはちゃんと自分で選択した方がいいと思います。これは嗜好品や刺激性の高いものと同様です。
我々が太古の昔から、ハレとケの文化で、意識的だけでなく無意識的にも、ライフスタイルの中に自分の全体性を自己発展的に調和させてきたのだと思います。現代の都市生活では、無意識に行ってきたことが抜け、意識だけになりがちですので、積極的に意識して、別の時の過ごし方を過ごせるとよいですね。