セッション9
上半身の統合。
ボディリーディングで歩いているときに、先生が聞いた。
肩はどこにありますか?
両肩を触って示すと、
今日は肩を無くしますね。と言う。本当かい?
ベッドから下に手をだらーんと下げて、腕の筋肉を触っていく。何してんだろ、くらいの触れ方、痛くもかゆくもない。
立ち上がったら、不思議、本当に肩がなくなっていた!
肩が腕という機能的な流れの中に入ったから、肩が自己主張する必要が無くなっただけだって。
なんなの!おもしろーい。 肩こりもなくなるの?
「プッシュとリーチ」というトレーニングを行う。
先生と手を合わせて向かい合い、動きの前のうごき?と実際のうごきをシンクロさせる。
太極拳のようなうごき。時間がゆっくり。
※ロルファー注釈
肩甲体の機能的回復を目指し、コーディネーションと、プレムーブメントからムーブメントへというボディワークを中心に行いました。動くということの身体的理解をテーマに、主体性、受容性の双方向性をテーマとしました。ここまでのセッションで解放してきたものを編み込んでいくように、繋いていく。目で見えないもの、構造でないものを、動きで感じて自分の空間に閉じていく作業です。