胃の内視鏡検査を受けて来ました。前回受けた時は口からでしたが、今回は鼻から。前回よりもぐっとスムースに検査は終わりました。
内視鏡は、ボディワークでも扱う鼻エリアを更に奥まで進んでいきます。声帯を抜け、食堂を抜け、胃の中へ胃の出口から、十二指腸あたりまでをライブ動画で自分で見ながらの検査です。胃や腸も身体の外からマニュピレーションで扱うこともありますが、カメラ目線の臓器体験はまた違う次元での出来事ですね。人体は興味深いです。
NHKスペシャルとかでは映像や、CGではよく見ていた姿ですが、やはり自分のものとなると、少し手に汗握る、ドキドキする冒険のような体験でした。
綺麗な胃です。問題ないです。ピロリ菌もいません。と告げられ、ホッとする気持ちと、将来のいつかに、何かの病巣が発見され、治療に向かわされる可能性もあるのかと思うと、あまり楽しい経験ではない気もします。もちろん早期発見、早期治療が医学的にはベストなんですけどね。
勉強になったのはお医者様の言葉。心配にならないように、安全に、安心に進んでいる様子を伝えながら、検査が流れていきます。同じことをいう場合にも、言葉の使い方、トーン、音が醸し出す雰囲気など、素晴らしい流れでした。セラピティックリレーションシップ、同じ対人介助職、セラピストとして見習う部分が多かったです。
さて胃カメラ検査では、ゲップもオナラもヨダレも鼻水も検査中は垂れ流し、日常とは別の意味に変わります。通常モードから離れて、検査モードになる方が、胃にとっても、ストレスがないと思いました。
ロルフィングでも、ディスチャージする中で、涙、ヨダレ、オナラ、鼻水が、出てしまう場合あります。セッション中は、「ここは、特別なセッションの場」、そう思って、安心して、自然状態で受けて貰えればと思います。
ロルフィングは、身体をニュートラルにする機会です。
落ち始めた身体の機能を取り戻す、構造的にズレや歪みに正して見たい、姿勢をよくしたい、
など自分をニュートラルにする、体細胞の力を引き出してくる特別なセッションです。
全ての方に、自分の身体的な行き詰まりを打開する方法論の一つとして、一生に一度、受けて貰いたいと思っています。