「マニフェスト/Manifesto」は、実験映画として2017年アカデミー賞注目作品になりました。今年のイメージフォーラムフェスティバル で日本公開され、この夏ようやく見れました。
(下に予告編リンクしておきます。)
言葉によるマニュフェストと、身体的な様々な場面、役割を一人の役者が行うという実験映画。その数なんと13。13もの役割を一人の役者が行うことなど今までの映画表現であっただろうか。
これも一つの全体性の表現だろうか。素晴らしい映画でした。
マニフェストはこれまで行われてきたアートな宣言。つまり時代を突き抜いてきた人間の新しい斬新な切り口。それを衣装で何にでもなれる個人が演じる役割。もはや我々に1つの役割に縛られることなく、多彩な才能と在り方を、楽しんでいけるのではないか。そんな気配を提示しているような映画でした。
かくいう僕も、ロルファーであり、制作者であり、映画を作り、文章を書き、絵を描き、ボランティアをし、緑化とコミュニティの活動をし、料理を作り、企画を作り、コラボをこなし、お父さんをし、夫をし、ヨガをし、テニスをし、来年は合気道とパフォーマンスにチャレンジしたいと思います。あとカフェもやりたいし、NPO法人も作ってみたいし、新しいコミュニティの場作りにも関与しています。
考えてみると色々なことをやっています。余計なこと無意識で人はやっているし、やっていなくても妄想したり、関わったり、イメージしたりしているものです。それはその可能性に気づいたときに始まる新しい物語は始まるのだと思います。マニフェストと共に。