●ロルフィングを受けたきっかけ。
小さい頃からクラシックバレエをしてい ます。昔から身体を緊張しやすく、身体を固めるくせがありました。あとは、呼吸が浅いとか、最近は過呼吸になったこともありました。そういう身体の違和感をここ1、2年経験してきて、色々な違和感が気になり出し、年齢的なこともあり、踊り方も変えたい、そんな風に思っていた時にロルフィングのことを思い出しました。
「普段の生活でも楽な身体」ということに惹かれていて、ロルフィングのことは、昔から知っていたのです。でも感想とかみると、 なんだこれ?」っていう感じで書いてあるものもあるし、自分が受ける、というところまでにはいかずにいました。今回のタイミングは、直感的に「受けてみよう!」と、自分の中でのタイミングだったような気がします。そして受けることを決め、説明を見るうちに、呼吸が楽になったり、食いしばり、緊張感がなくなればいいかなとか、普段感じない身体に関しての違和感や痛みを改めて探ろうとしていました。
●10シリーズで変わったこと。
変わったことは色々ありますが、まず第一には、呼吸が楽になったと言うことです。深くなった。今まで閉まっていた胸が楽になった。バレエを踊っていても、呼吸から今までとは違うことを感じながら踊っている自分を感じています。バレエの先生に言われたことが身体的に感じづらかったことが意識的に感じて踊れるようになりました。
また私は歯を食いしばる癖があり、ほっぺたの奥の方に線が付くくらい食いしばりがあったのですが、その線がだいぶ薄くなりました。顎関節に力が入ってた余分な力が抜け表情も少し変わった気がしています。ほっぺたが楽です。
それから姿勢が変わった。撮って頂いた姿勢写真をみると、「今までこんなに歪んだ身体でいたのか」と、びっくりする位に軸がズレていました。身体がまっすぐなのは最初違和感がありましたが、最近は、バレエを踊っていても、コア、体幹部から伸びる感じがして、広がる感じで踊れていることを感じています。
あと、肩のポジョションが変わりました。イカリ肩だった肩が落ち着いた。バレエをする衣装に着替えた時にそれがわかります。
●10シリーズで印象的なセッションは?
印象的という意味で言うと、第5セッションで吉田さんが、足を軽く触れたワークをしていた時に、右足から光のビームのようなエネルギーがビューっと身体の中を通過して頭の方へ抜けるような感じがしました。稲妻のような感じで、キラッと光って身体を突き抜けていきました。不思議な体験でした。そのあと別の治療で病院に行くことがあり、急に思いついて、股関節のMRIを撮ってもらいました。調べてみると股関節が股関節変形症を発病していることがわかりました。初期のため手術なしで経過観測ということになったのですが、その検査画像をみると、ちょうど光が抜けていったあたりに、炎症があり、股関節に水が溜まっていると説明を受けました。ちょうどあの稲妻のような光が通過した部分で、あの稲妻の光が、頭に身体の悪い部分を知らせてくれたのではないかと思っています。身体の声を聞くのがロルファーだとは聞いていましたが、こうして、股関節のトラブルを、脳に知らせてくれたのかと思うと、びっくりします。
股関節のトラブルは不安になりましたが、まだ初期であり、数年後に発覚していたら手術を含めた対応をしたのかと思うと、本当に早めに発見できて良かったと思います。その後、股関節の動きのムーブメントトレーニングも、合わせてセッションで進めて頂いています。
それからびっくりしたことがもう1つ。
確かセッション9だったと思いますが、統合的なワークをしますと言われ、吉田さんは後方に立ちました。しばらくすると、じわじわした感じが身体の下の方からやってきて、そのじわじわした感じが私の身体が動かしはじめたのです。吉田さんは後ろにいるので身体には触れてません。その動きは次第に大きくなり、私はバレエのような踊りを踊り出しました。私は全くの無意識で、身体を動かし、白鳥の湖のあの動きだとか、これはコッペリアだとか、思いながらその動きを吉田さんに解説していました。吉田さんは、特に驚く様子もなく、「本当だ、バレエのような動きをしてますね、手の動きが特徴的ですね。」と、ニコニコしながら眺めていました。こんな不思議なことって、あるんですね。こうして文章にすると超常現象のように聞こえますが、でも本当に起こったことなのです。
●ロルフィングをどう思うか?
ロルフィングを説明するのは難しい。受けてみないとわからないと思います。病院の治療とは全然違うものだと思います。病院では目で見えるものを治してくれる、それとは全く違うものだと思います。もっと大きな視点から身体や存在をみて、大きな意味での私全体を見直したような時間、目に見えない新しい手触りを感じた時間だった気がします。
今回は、クラニオや背骨、内臓などのセッションも加えてもらって、自分の深い部分も統合していくことをお願いしました。無意識を振り返るというのは、本当に気づきが多く、とても内容の濃い時間となりました。夢のワーク、不思議な時間です。これまで過去に完了していたと思ったことも、自分の潜在意識に残っていることも、感情的な葛藤にも気がつけました。自分のエッセンスにも出会えた気がします。色々自分の中で、気づきが多く、身体と心って1つのものだと思います。身体のバランスが整うと、気持ちも整っていき、自分のセンターにいる自分を感じれています。
私のもともとの考え方、感じ方、それと出会えた、気づかせて貰った気がします。バレエを踊ると、内面が出てきます。自分の中の好きな部分、嫌いな部分、無意識になっていたバレエに対する思いや葛藤を全て吐き出せて、今は自分が好きなバレエを表現できるように、なってきている気がします。バレエとの新しい関係性、それが確認できた気がします。
私は産業カウンセリングの資格もあり、ラポール感とか、心理学の基本的な知識があるからかもしれませんが、まるでカウンセリングを受けているような感じで、ラポール感もあり、たくさん話をしたし、気づきも多く、自分だけでは分からないことを気づかせて貰ったそんな風に感じています。これは一つの出会いであるし、タイミング。体験してみないと分からない、説明のしようのない体験です。
●ロルファー吉田について
とにかくよくお話したなって思います、笑。お話しやすい。面白い。信頼出来ます。股関節のトラブル発覚や過去のトラウマなどが出てきた不安定な時期をしっかりと受け取って貰えました。
興味の幅が大きく、たくさんの人生経験、色々なことを知っているなって思います。引き出しがたくさんあるなって思います。身体のこともそうですが、身体以外にも、たくさんの人生経験をしてきている方だなと思います。そしてアクティブな人だなと思う。色々なことをやっている人だと思います。私は吉田さんのことを最初から信用してたので、最初から色々お話できました。
メンタル系のクライアントも多いと聞きますが、分かるような気がします。心がマイナスに振れてもしっかりと向かい合ってセッションに臨んでくれている、大げさに言うとセッションにからだ張っている気がします。文字通り、ボディワーカーですね、笑。
●その他、フリートーク
今日、バレエのレッスンを受けたのですが、お腹の筋肉全部がひっくりかえった感覚を何度も感じたせいか、内側にある筋肉、腸腰筋などの場所がはっきりどこか意識にのりやすくなってます。脚の内側の筋肉を意識して身体が使い始めているようなので、今までとは明らかに身体の筋肉の使い方が変わり出したようです。痛かったことは悪いことばかりでなかったようです。今の身体に感謝してしまいました。動けるっていうことは、それだけで素晴らしいと感じ始めています。
このシリーズの間に色々なことを思い出しました。30代の頃、習っていたアロマ、香りの勉強しようかなと思ったり、また20代の頃、アートマネージメントをやりたいと思ってたことも思い出しました。仕事と生活のバランス、人間関係や時間の使い方、今の気持ちと今の身体で、今一度、考え直してみたいと思います。