セッションを受けるごとに、立つ歩くという日常の動作ですら、右をかばい結果的に左に負荷をかける動きをしていることに気がつかされました。右脚から動ける自由、右側に体重を預けられる安心感、そこから得られる右脚の自立感は私に信じられないほどの解放感を与えてくれました。
一方で、右膝の痛みが続いており、歩き方が歩きたての子どものようにぎこちないものになっている認識がありました。足と地面がまるで強固な磁石のN極S極のようにしっかりと吸い付き安定感を与えているのに、脚がてんでんバラバラな感じがして、「くねくね人形」のようだと思っていました。
セッション4後、立つと重心は前へ、脚のラインが外側にあったものが内側にあることを感じます。歩くと、脚は股関節というよりもっとお腹、腰骨辺りから出ている感じがします。以前は足が出てそれから体重が追いつく感じだったものが、前に出した足に体重が乗って進みます。重心移動が速いのです。そして、右膝の痛みがなくなっていることに気が付きました。もう、くねくね人形ではありません。幹のようなものが私の身体に通っていることを身体が教えてくれているのです。