国土面積に占める森林面積の割合を「森林率」といいますが、日本は森林率が67%と国土の2/3が森林です。これは、世界の国の中でも森林率の高いことで知られているフインランドやスウェーデンと並び、日本も世界ではトップクラスの森林国ということができます。
日本の国土は乱開発が続いているように感じていましたが、日本の森林率は、ナント150年前と一緒です。日本の森林は守られているのですね。思い込みは怖いものです。これから日本の人口が減り出すことを考えると、森林が今以上に減ることは考えにくく、日本は今後も世界有数の森林国ということが出来ます。森と共に生きるのが日本という国なのかも知れませんね。
鎮守の杜というのは、多くの神社を囲むようにして存在した森林。日本古来の神様は、森との関係性が深く、神社的な場所は、自然と人間の共生関係の場所として、自然を忘れないため、定期的に通うことを大切にしてきた先祖からの贈り物ですね。神社は西洋的な公園とは別の、自然と親しむ場所なのかも知れません。杜へ行きましょう!
東京は武蔵国に含まれます。そういえば武蔵国の一宮神社に行ってない、一度は、ご挨拶に顔を出しておいたほうがいいなということで、先日、大宮氷川神社へ出かけてきました。東京含む武蔵国の一宮神社は大宮にあります。ここは、東京都・埼玉県近辺に約280社ある氷川神社の総本山です。
正月に、『江戸を建てる』という江戸の街の開発の話をやってましたが、東京という街の歴史は、徳川家康が作った街、日本史の中では新しい街ですね。さて渋谷にも氷川神社があり、よく訪れます。氷川神社から国学院大学へ抜ける道は、都会の中のちょっとしたオアシス、杜ですね。僕のよく通る散歩道でもあります。