情報化社会と言われて久しいですが、クリエイターと言われる人たちでも、社会を流通している情報を全て把握していることが難しくなったと言われます。
現在、全ての人が何かしら偏った情報と接している可能性があります。偏った情報を元に発信し、さらに情報化を進めているような現実があります。全てその人が感じた真実なのです。そして、様々な視点から語られる真実、一体どれが本当なのか分からなくなり、ふわふわしてしまっている人が増えている気がします。
先日、とある映像クリエイターの方と話していて、情報過多に対する対応として彼が言っていたのは、「自分が出会う情報、出会えた縁を大事にしている」「その上では、自分のスタンスが大事だと思います」という風に話していました。
縁あるものと出会うためにも、情報が自分に必要なものか、必要ないものか判断する上でも、自分の知覚というのが大事だと思いました。
頭で考えるメリット、デメリットだけでなくて、自分の身体の状態、知覚を取り戻していることが大事です。20年前、30年前の現実感でなく、今の身体感覚で生きていく為にも、身体のニュートラル、自分の感性の取り戻すことは、大事なんだと改めて思いました。
逆にいうと、新たなる偏り自体が自分の個性だと思います。全体性を感じ、そして個性を知る。個性を伸ばしたり、変容させたり、個性の活性化、再構築。オリジナルコースであるアウェアネスコースでは、そんなことをやっている気がしました。
僕の中ではクリエイタースクール時代の経験や、雑誌のクリエイター企画を制作していた頃の経験が生きています。自分が経験した経験は、別の場面だと違う働きをするものです。自分を、「今」に連れて来ましょう!