重い扉を 押し開けたら
暗い道が 続いてて
めげずに歩いた その先に
知らなかった 世界
氷を散らす風すら
味方にも 出来るんだな
切り取られることのない
丸い大空の色を
最近の僕のセッションシリーズにぴったりの歌だなーと思って、今日から弾き語り練習中です。曲の最後に出てくる「コタン」というのは、アイヌ語で「宅地」をさし、アイヌ民族の生活、社会を形成する最小単位です。
ロルファー活動を始めた2012年。突如北海道を訪れ、アイヌ文化に触れる機会を持ちました。流石に一年に3度目となる時に、家族からは「また北海道行くの?」って言われ、翌年は沖縄へ行きましたが、僕の中の何か(血かな?)が、北海道へと向かわせたのです。
観光の合間でコタンやアイヌ施設を訪ね、アイヌ音楽や踊り、アイヌ模様、服、言葉。北海道、千島、オホーツクへと広がる国をまたがるアイヌ民族の広がりに感銘したものです。我々日本人の身体、意識の深い部分には、きっとアイヌに繋がる先住民の血が、ある割合で流れているのでしょうね。
さて複数のセッションを続けていくと、身体統合の先で、自分意識に深く入っていく方もいらっしゃいます。感覚的に優れた方だと、潜在意識に入っていきます。潜在意識には、個人的な無意識、無意識の世界は更に広がっていて、自分を超えて、家族や国、民族的な意識、世界意識と深く入っていく方もいらっしゃいます。更には動物や爬虫類、両生類など生命意識のイメージが出てくる方もたまにいらっしゃいますね。我々の体には色々な記憶が織り込まれています。生きていること。生きていたこと。そんな生命の躍動の記憶と出会うことも出来ることがあります。
さて、しばらく改装中であった白老町の施設は、国立アイヌ民族博物館、2020年4月24日、東京でのオリンピック/パラリンピックに合わせて再オープンの見込みです。