ロルファーになるトレーニングの最初の課題で、身体記憶、知覚についてのレポートがありました。レポート用紙で20枚程、自分の知覚の歴史について、改めて考えてみる機会となりました。(そんな課題が無ければ考えてみることもなさそうですね)
最初、文字で書き始めたけどすぐに挫折し、途中から絵で描き始めた。そうそう裏の空き地で、コリーと遊んだっけな。とか、地層が出ている山があって、貝塚だったらしく、貝が出てきていたこと。踏切前の遠藤さんの家には、サルのジロウがいて、ジロウ見るためだけに、遠藤さんちに行ったな。とか。絵にすると出てくる出てくる、幼き思い出。絵はあっという間に20以上出来上がった。
そしてその絵から言葉を起こし、そして、何人かに助けられながら英文に変換し、その課題を何とか乗り越えました。懐かしい思い出を思い出した懐かしい思い出です。
ロルファートレーニングの課題は、それ以外にも色々あって、社会生活にどっぷり浸っていた僕は、この久しぶりに始まった、学びの時間に、翻弄されながらロルファーになっていったのです。僕の人生の中では、宣伝会議の講座に出て以来のまとまった学び&気づきの時間となりました。
人生を積み上げてきて40代に入ってました。普段は合理性とか効率性を考えて、会社経営や仕事に取り組んできた僕が、あの時は、そうした自分の感覚の外に出て、ワクワクすることに、チャレンジするという、ちょっと昔の自分に戻って、取り組み始めたのでした。それくらいロルフィングは、僕にとって「何だこれは?」って感じがしたのです。
さて、思い出した知覚の歴史には、おばあちゃんがたくさん出てきていて、子供の頃の僕は、相当のおばあちゃん子だったことを、改めて思い出したのです。生きていくために大切なことは全て、おばあちゃんちで教わっていた。そんな気がしました。
人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ
本当の知恵とは何だろう?
人間、どう生きるか、どのようにふるまい、どんな気持で日々を送ればいいか、
本当に知っていなくてはならないことを、わたしは全部残らず幼稚園で教わった。
人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、日曜学校の砂場に埋まっていたのである。
人生を見つめ直し、豊かにする感動のメッセージ!
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