こんにちは。
穏やかなゴールデンウイークをいかがお過ごしでしょうか。
先日歌舞伎のワークショップに参加しました。
姿勢について、呼吸について、そして声の出し方について理解を深める機会があり、なかなか興味深い時間を過ごしました。
歌舞伎においても、ボディワーク的な視点(姿勢、呼吸、声出し)は、非常に重要な要素です。姿勢、呼吸、声といった身体の要素が全て繋がり合って、一つの芸術作品を作り出しているといえます。歌舞伎俳優のようにかぶいてみる(この日は声出しだけでしたが、声出しだけでも良い経験になりました。かぶくとは傾くと書きます。傾く、つまり、人と違うことをする?みたいな意味が語源のような気がします。)
少し紹介します。
まず、姿勢についてです。歌舞伎では、正しい姿勢が非常に重要で、背筋を伸ばし、骨盤を正しい位置に保ちます。耳、肩、腰のニュートラルポジションが大事で、この姿勢は、身体のバランスを整えるだけでなく、呼吸や声の発声にも影響するという説明でした。
次に、呼吸についてです。歌舞伎では、腹式呼吸が基本とされており、深くゆっくりとした呼吸を心がけます。肺の膨らみ、胸骨の動き、全体的な印象から呼吸を見ていました。この呼吸法によって、役者たちは表情や動作に合わせたリズミカルな呼吸を行い、物語の世界観をより深く表現するという話でした。
最後に、声についてです。歌舞伎の声は、通常の話し声とは異なります。役者たちは、声の高低や強弱、抑揚などを緻密にコントロールし、物語の世界観を感情、情緒感を体感しながら、表現して行きます。また、役者たちは口の開き方や舌の使い方にも注意を払い、清澄な発声を心がけるそうです。
実際に新劇の一節を実際にやりましたが、姿勢や呼吸を正した歌舞伎的な身体でやってみると、大きく、遠くまで届くダイナミックな声が出てました。歌舞伎では、姿勢、呼吸、声といった身体の要素が全て繋がり合って、一つの芸術作品を作り出しているといえますね。
自分の姿勢、呼吸、声が気になったら、
一度10シリーズを受けてみることをお勧めいたします。
自分が気になった時、それが10シリーズ適齢期です。