重力と調和する身体というのがロルフィングでよく語られる文脈ですが、重力と調和というのはどんなか?たまに聞かれる質問の一つです。
我々の身体は、重力とも当然関係を持っている訳ですが、意識が気が付かなくなっているだけです。それを意識に気が付かせる経験をしているのがロルフィングでもあるのです。
理屈はともかく、重力を感じれば身体は、「まっすぐ」になったことを感じ取れるのです。まず自分が「まっすぐ」になった感覚を身体を感じたり、写真で確認出来るのが、僕のセッションの始まりです。
千差万別の沢山ある感覚器の中で唯一、すべての動物に普遍的なのが、重力を感知する平衡感覚です。重力こそは、この地球で最も普遍的な感覚刺激であり、さまざまな感覚刺激の中で「境界線」がないものは唯一、重力だけです。
概念を越え、この感じることへの身体的なシフトは重力からという変化を受け取れることが、どれだけ安定することか。安心できることか。を感じて貰いたいと思います。
さて重力を感じるセンサーは、固有感覚器が行なっています。
人間を含めた動物たちがその刺激をどのような感覚として感じているか本当のところはわからないという前提に立って、「人間を含めた動物たちの固有感覚の主観情報が、我々人間がどれだけ、認知、共感していけるかが、これから先の人間の文明がどういうあり方になっていくか、に繋がってくるのではないでしょうかね。
ちょっと難しい書き方になってしまいましたが、 身体感覚を飛び出てしまった人間の、そして現代的な自意識にとっては、ちょっとした内側への冒険になるのだと思います。
さて、重力ですが、科学的には、まだ完全には記名できてなくて、今もまだ進化中です。
物理学では、超弦理論というのが現在の最有力な仮説だということです。(しかし僕が学生時代からそう言われていたので、そこからあまり変わってないみたいです。)
※基本的な重力についての理解を深めたい方は、下記のリンクを参照ください。