パワースポットの最深部には異界への扉があった。
この見出しに惹かれて読み始めた本です。ステイホーム。読書は最適ですね。
この本で取り上げているのは、山、岩、洞窟、水、火、神社、古寺、前世・・・古くからあり、そして言語の範囲を収まりきれない、まだ表現しきれてないものだと思います。どんなことでも、深い部分には何かがあります。異界には別世界への入り口があるのだと思います。
身体も、我々の意識にとって、異界のような場所だと思います。深い部分の固めや歪みが、ある時つながりが出来て、表層への反映してきます。そこで発見されることには、深い意味があります。
塊は、時に、身体に留まる想いやイメージが固まったもの、つまり魂のような情報である場合もあります。深い部分が、溶け出てくれる中、あるいはディスチャージしていく中、よりその人らしくなっていくのです。急がずにゆっくり、少しづつが大切です。別アングルからの自己探究を加速していくと思います。
もやもやや、違和感、体感から始まる加速する自己探究のボディワークという側面もありますね。シリーズは、身体文脈でなく、意識の文脈で、気付くの手段として、活用されている方も、増えてきています。身体という自分の一番身近な異界と出会う体験でもありますね。たくさんのリソースでお待ちしています。
書籍データ(以下アマゾンから転載)
異界探訪
内容 日本を代表する比較宗教学者が体験した、現代の怪談。
著者略歴
町田宗鳳
1950年京都市生まれ。14歳のおり、家出をして仏門に入る。以来20年間、京都の臨済宗大徳寺で修行。34歳のとき寺を離れ、渡米。のちハーバード大学で神学修士号およびペンシルベニア大学で哲学博士号を得る。プリンストン大学助教授、シンガポール国立大学准教授、東京外国語大学教授、広島大学大学院総合科学研究科教授を経て、広島大学名誉教授、ふじのくに地球環境史ミュージアム客員教授、都留文科大学特任教授、天台宗僧侶。研究分野は比較宗教学、比較文明論、生命倫理学。年間を通じて「ありがとう禅」「ありがとう断食セミナー」「心のケア合宿」などを主宰。