コロナ疲れが世界を覆っています。色々な人が色々な立場で、言葉を発しています。絶対的に正解や正しいことがない状態の中の手探りの様な中、ある立場からみると真実も、別の立場から見るとフェイクニュース、そんな場面も多いかもしれません。結果を見て責めたり、責任を問うなど、人間の尊厳を超えて、人間性が発露している場面も垣間見られます。
言語化すること自体、憚られる中、自分のスタンスでのブログ発信は続けていますが、言葉使いにはいつもより気を使います。
さて、目を歴史に向けてみると、意外にいい言葉が見つかることがあります。時空を超える言葉、でしょうかね。
一つ紹介します。
古代ローマの詩人、ホラティウスの言葉をいくつか紹介します。
不和の中にも調和あり。
何ごとにも節度を守れ。
何ごとにも中央があり
その線が適切のしるしなのだ。
こちら側でもあちら側でも
まちがいが起こる。
愛と笑いのないところに
楽しみは生まれない。
愛と笑いの中に生きよ。
未来がどうなるかに
不安を覚える必要はない。
時がもたらすものが何であれ
贈り物として受け取ればよい。
正しく生活すべき時期を
先延ばしする人は
川の流れが止まるのを待つようなものだ。
川は永遠に
淡々と流れていく。