コロナ禍になってから出会った人とは、「どんな生活をしているか」、「どういう仕事をしていくか」。
そんなことをよく話すようになりました。
まるで森を歩いていたら、久しぶりに出会った、古い友、或いは同志。最後にあってからの様子を確認するような感じです、笑。
今は、マスクをするようになって、ハイタッチも、ハグも出来ませんので、以前よりアイコンタクトをとるようになりました。「目は口程にものを言う」、「目は心の鏡である」、などと、昔からいわれるように、目は、色々なことを物語っています。
ロルフィングでも、目線、視野は何度も出てくるテーマです。第1セッションでも、第4セッションでも、そして第7セッション、第10セッションでも、目を扱います。単に視力でなく、全体を捉える力、目力(めぢから)アップではないですが、身体に内在されている、全体を読み取る力、物事の本質を見る力、無意識にしている力を、再発見するを示唆させてもらっています。
コロナ禍の世界、見方によっては、どちらへ進んだらいいのか。
自分で感じて、前に進んでいく、まるで森の中にいるような現実になってきている面もありますものね。
さて、
久しぶりに、こんな本を読み直していました。
昔とは、少し違う印象です。
新しい版は、読みやすくなりました。
「ウォールデン 森の生活」
「人は1週間に1日働けば生きていけます」。ヘンリー・D・ソローは、1800年代半ば、ウォールデンの森の家で自然と共に2年2か月間過ごし、自然や人間への洞察に満ちた日記を記し、本書を編みました。邦訳のうち、小学館発行の動物学者・今泉吉晴氏の訳書は、山小屋歴30年という氏の自然の側からの視点で、読みやすく瑞々しい文章に結実。文庫ではさらに注釈を加え、豊富な写真と地図とでソローの足跡を辿れます。産業化が進み始めた時代、どのようにソローが自然の中を歩き、思索を深めたのか。今も私たちに、「どう生きるか」を示唆してくれます。