セッションでは目で見えないものを見るというと、不思議に思うかもしれませんが、
対話の場では、通常の会話とはちがい、自分の行動や発言の根源にある感情や考え方、価値観などについて掘り下げて語ります。
普段の生活では自分でもあまり意識することのない動きや知覚のパターンを意識していくことにより、自分の身体や動きを客観視していくことになります。
姿勢も、動きもどちらが正しい、正しくないといった理論理屈で片付くようなものではありません。変に意識がバランスを取ろうとするとバランス感覚の袋小路にはまってしまいます。
フッと力を抜いて、動き始めた時、現実の世界は今までとは違うものにななっていきます。こうした言語ではなかなか表現しにくい体感です。
ライフステージの変わり目に、身体に問い直していくこと、これは生きやすい身体にバージョンアップされることにも繋がります。
ライフステージとは、人生の変化を節目で区切った、それぞれの段階のことです。就職、 結婚、出産、子育て、子どもの独立などライフステージの変化にともなって、家族構成や家計の状況などが変わります。そうした自分の意識には意識できないものを、身体なら答えてくれるかもしれません。身体と心が近づくこと、生きやすさの基本です。