パラレルワールドという言葉が世の中に流通して久しいです。例えばこの映画の原作は1995年に発売されたベストセラー小説です。
冒頭の部分の描写は、僕が広告クリエイター時代に出した、没になったコンテと同じアイデアでとても興味深いです。時代を作る空気感だったのでしょうか、懐かしい記憶です。
先週のとある集まりで題材で使いました。
自分というのは時代に上書きされて、より現実的な今の自分を作っていきますが、なかなか今の時代に適合できずに、生きづらくなっている状況もありますね。
元々のパラレルワールドの概念とは、少しづれてしまいますが、多層化したネットコンテンツ環境に経済コンテンツも加わり、時間感覚のズレを、身体的にうまく感知できないことも多くなっていると思います。不眠症、適応障害、パーソナリティ障害の遠因には、そうした環境不全も多いよう思います。
時間軸のパラレルワールドをが知覚域に届きだす時、
身体ベースで統合していく時に起こる葛藤や違和感を如何に受け止めていくか、
人生が長くなる世界、健康を志向する社会では、大切になっていく個々人の物語を、
如何に紡いでいくか、シリーズで行うセッションであるからこそ気づける気づきがそこには色々あります。