暫く、旅に出ていて見れなかった録画をまとめて見ていました。
NHKの人体・神秘の巨大なネットワーク。そしてEテレでやっていた、
世界的ベストセラー『銃・病原菌・鉄』で知られる進化生物学者ジャレド・ダイアモンド博士のヒトの秘密、どちらのシリーズも圧巻でした。
前者は、人体で繰り広げられているメッセージ物質に着目し、「人体ネットワーク」で交わされる“ミクロの会話”を読み解きながら、その会話の解明が病気の治療やこれまでの健康常識にもたらしている大きな変革を紹介してくれました。
後者は、ヒトと動物の違いと共通点に注目し、言語やアートの本質、夫婦の不思議、そして、なぜ人間の間で格差が拡がってしまったのかを考える事によって、環境破壊や、戦争と大量虐殺など人間が抱えている問題について、解き明かしてくれました。
普段、ロルファーとして、人間の身体と対峙していますが、別のコンテクストからみた人体や人間性の切り口、そして医学的な最新情報をワクワクしながら楽しみました。人体や人間性を巡る現代の壮大な叙述詩を大いに楽しみました。
体の中でも、全てがメッセージである。我々の身体そのものが情報装置であるということ。無意識的に行われているネットワークによって、そのシステムが成り立っているということ。身体の開放系。免疫系。調整系。全体で一つという統合的な考え方、解決方法。メッセージのネットワークに、メッセージや意識で介入することが出来るという事実。医学では、それを再生医療のフォーマットで行なっているということを理解しました。あと数十年で、ほとんどの病気が克服できそうな気配も感じました。
我々ボディワーカーは、文脈を変えて、全体性、統合的な手法で、道具ではなく、身体性を持って行なっていることが確認できました。自分参加型の体の声を聞くルートを開拓するという画期的な方法の入り口にロルフィングはあるのだなとも感じました。
全ては対話。「体の声を聞く」というところから始まりますね。
現在、人体展、開催中です。
放送を見た方も、見逃した方も、
人体の不思議、是非ご覧ください。
Rolfing Dayというロルフィングのイベントが毎年4月にあります。今年も日本全国で様々なイベントが開催されます。私ごと、暫く旅に出ていて、エントリーを忘れてしまいました!
この際、急遽、Rolfing Dayに合わせて4月のイベントを考えました。
4月30日に神宮球場で開催されるヨガへ行こうと思います。ヨガを一緒にやりましょう!
写真は昨年行った時のものです、この日は1000人超えてました!大人数でのヨガ、夜のアウトドアのヨガ、気持ちいいですよ!
Te2cafe 4月イベント (兼 非公認Rolfing Dayイベント)
日時 4月30日 19:30〜20:30(ヨガ)
ヨガマット持参、ヨガの出来る服装。
ヨガの後、希望者はカフェに移動してお話会。
(ロルフィングや身体の話、質問受けます)
参加対象 TE2ボディワークスのこれまでのお客様&お知り合いの方。
ロルフィングに興味ある方。
参加費 無料 (自分の飲食費のみ)
人数 先着7名まで。
集合場所、集合時間は、申込者にご連絡します。
申し込みはフェイスブックか、こちらへ (TE2cafeイベント希望とお書きください。)
ヨガの詳細
http://www.active-icon.com/summary.html
通称SUP。スタンドアップパドルに、初挑戦してきました。
SUPは、川や海で、SUP用のサーフボードの上に立ち、水面を漕いで移動するスポーツで、元々1960年代に、ワイキキのビーチボーイズらによって、大きなサーフボードの上でパドルを使い漕ぐ乗り方が生まれ、それ以降改良されスポーツとして発展してきました。聞いたところ、東京の次のオリンピックでの正式競技になるとか、ならないとかいう感じのメジャーなスポーツです。
競技でなくても十分楽しめ、水の上で自由に移動できるので、ヨガや釣りをしたり、長距離を移動する事も可能で、かなり汎用性のありますね。不安定なボードの上に乗ってバランスを取ることにより、股、太もも、首、ひざ等が鍛えられ、エクササイズ効果がある事も魅力の一つとされています。
ロルファー目線だと、コア感覚。インナーマッスルが、鍛えられる全身運動として素晴らしいと思います。体側性の動き、様々なバランス感覚。重心の感覚のシフトなど、意識して行うと色々と体に良いことがありそうです。
今日は午前中は穏やかだったのですが、午後から風が出てきて、水面が荒れて大変でしたが、基本動作は1日で覚えられるし、エントリーしやすい全身運動スポーツの一つだと思います。何より、水面にいる時間はなんとも言い難い、開放感がありました。海はひろいな、おおきいな。
大阪で立ち寄った国立国際美術館『トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために』。充実した内容だったのに、次の予定があり、駆け足で観た。何事もある程度ゆとりがないと本当に観たいものを見逃す可能性もある。
トラベラーとは旅人を意味する言葉だけど、旅人にはもう一つ「ツーリスト」という言葉がある。
違いを調べたら、「旅人」と「観光客」ということらしい。バックパッカーであった僕は、20代の頃は、トラベラーだった気がするが、「家族」が動く単位になった30代以降はすっかりツーリストになっていた気がする。
ロルファーになってからは少しトラベラーモードが少し出てきて動いている。まだ見ぬ地を踏むためにという気持ちはまだ残っていたようだ。
自分の中の小さい声に耳を済まし、自分のニュートラルに少しでも近ずいて置くことが大事なように思う。自分の中の小さい声に耳を澄まして聞いてあげないと、時に暴走することもある。特に日本人は、言語化していないことが多いので、自分だけでは自分のことがよくわからないことが多い。そんな時は体に聞いてみると、面白い体験が出来る。
さて2006年、元日本代表の中田英寿は惜しまれつつ引退をした。
自身のサイトで発表したその引退コメントのタイトルは、
“人生とは旅であり、旅とは人生である” であった。
その後半で、彼はこんなことを述べている。
「これまで抱き続けてきた“誇り”は、
これからも俺の人生の基盤になるだろうし、自信になると思う。
でもこれは、みんなからの“声”があったからこそ
守ることが出来たものだと思う。
みんなの声を胸に、誇りを失わずに生きていく。
そう思えればこそ、この先の新たな旅でどんな困難なことがあろうと
乗り越えていけると信じられる。
新しい旅はこれから始まる。」
さてツーリストからトラベラーに戻りたい。
そんな人に一人でも会えると嬉しく思う。
読書会に参加しています。今日はヘルマンヘッセの短編「詩人」を読みました。
とある中国の詩人になる夢を持った青年と彼の師となる完全なことばの師との物語です。物語で、師は、彼に詩ではなく、琴、そして琵琶、最後に笛を熟達させてから、最後に詩を教えました。やがて彼は、天と地が一瞬間完全な音楽に溶け合って響くような自由な詩を書き上げるまでに成長していきました。そんなとある達人、仙人になる物語。
さて、時代は進み。一人が頑張る時代から、コラボやシェアの時代となりました。琴、琵琶、笛をそれぞれがユニットで一緒に奏でる、自由という名前の曲がありました。ハーモニーを楽しみながら、これはこれで、時空を超えていけそうな気がします。
固有感覚という知覚があります。その人ごと固有の感覚で、身体にある固有感覚受容器で、知覚され、主に小脳でコントロールされて、無意識に働いています。
イギリスの生理学者であるでノーベル生理学・医学賞を受賞したチャールズ・シェリントンは,受容器と刺激の関係から受容器を。外部受容器(体外からの刺激に反応する受容器)と内部受容器(身体内部からの刺激に反応する)とに分けました。
前者は,さらに遠隔受容器(身体より遠く離れたところから発せられる刺激に反応するもの,視覚,聴覚,嗅覚の受容器)と、接触受容器(味覚や皮膚粘膜にある受容器)に,後者は固有受容器(筋肉,腱関節,迷路などの身体の位置や,四肢の運動の受容器)と内臓受容器(内臓にある受容器)に分けました。
ロルフィングでは、通常意識には登らないこの辺りの知覚の正常化を図るトレーニングも含まれていて、それを統合的に行うときに、それまで感じていた姿勢や体感、動きでの違和感からのシフトが起こるということが、効果としては大きいのですが、判断する方の自分の知覚の変化も伴うものなので、セッションという相互関係性の中で、安全に進めていく感じです。
固有感覚。その人の感じ方を大事にしていくということです。どうしても、正解やこうあるべきという方へ引っ張られがちな頭ですが、自分の身体の声を大切にしていくことは、今の時代ますます大切になってきていると思われます。
自分の中の小さな声を大切にしていく。双方向。対話の中に自分自身を見出していく大切さを自分の身体から学んでいきます。
固有感覚を育てていくことで大事なのは、自分で感じていることの、曖昧さ、様相を、そのまま受け取ることが大事で、社会や外の世界の常識から判断することなく、対話していくことにより、小さい声は少しづつ外に表出していくことになります。
日本語では「いる」と「ある」の使い方を分けています。一般的にいうと、生物は「いる」で、無生物は「ある」です。
しかし例外もありますね。例えば我々は、動く可能性があるものを「いる」といい、動く可能性がないものを「ある」というと思います。
生物か無生物かということよりは、「動く」ということが日本では大切にされています。だから、生物である以上、我々は動いていないとしっくりしません。動かなくなると、身体的に違和感が出てきます。特に日本人は動いてないと無意識的に違和感が増していくのではないでしょうか。
例えば身体を動かそうとき、その深いところでは、血が騒いだり、内臓からの欲求がきたり、脳がたまらなく楽しいことを探す。そんな動きに基づいて人間はできています。最近は、そんな全身を使った欲求的な動きをすることも少なくなっているかもしれませんが、全身からくる欲求にまで育て上げると全身全霊を込めて行いますので、その動きの実現度、完成度は高まっていきます。
そして、同じ動きだけでは飽きてしまうので、たまには違う動きをする方が身体的には健康的であります。
動くということは、健康にも取り入れられています。
WHO憲章の中で「健康」について、次のように定義しています。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)
この定義によって、WHOでは、医療に限定されず幅広い分野で、人々の健全で安心安全な生活を確保するための取り組みが行われています。この憲章の健康定義について、1998年に改変されています。
Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
静的に固定した状態ではないということを示すdynamic は、健康と疾病は別個のものではなく連続したものであるという意味付けから、また、spiritualは、人間の尊厳の確保や生活の質を考えるために必要で本質的なものだという観点から、付け加わりました。
健康とは動き続けることでもありますね。動かなくなったところから、不健康は始まっていきます。初期の病的状態も動いていると治っていくことになります。
この動くというのは、スポーツという意味ではなくて、様々な身体的な動きです。強度が必要な場合もありますが、強度よりも体がバランスよく、全体が使えているかが大事だと思います。
人間はいるものとして、長らく生きてきましたが、
これからはあるものとして捉えるといいのかもしれません。
動かない部分を知ること。
そうすると、他のものの動きが見えてきます。
その他のものと関係を作る自分も見えてくる。
例えば森のように、例えば海のように、
多くのものを活かしたり、包み込んだり出来る存在に
一人一人がなっていけるのではないか、
自分という
コンテンツからコンテクストへの移行は、
まず立ち止まってみるところから始まる、
そんな気もします。
髪を切りに行きました。美容師さんと話してたら、映画の話になりました。同じ映画を見ていて、お互いに感想を伝えあったのですが、その話の中で、「映画を見ていると、どうしても髪型に意識がいってしまうんです」という発言が聞き、映画を見る時に髪型に意識が行くことはこれまでなかった!と新鮮な驚きを感じました。
なるほど同じものを見ていても、違うところをみているのだなと思いました。私たちは以前より、当たり前のことが少なくなった価値観が多様になった世界を生きています。忖度の程度により、様々な葛藤も生まれますね。タイトルは映画のタイトル名ですが、社会の空気感は、この映画が作られた頃より増して、他人の趣味や嗜好って、笑うことが出来ないような感じになってきたような気がします。時代は、ダイバーシティ&インクルージョン。多様性を受け入れて、一人一人がお互いを認め合う社会へ向かっています。
ちなみにダイバーシティとは、多様な人材を積極的に活用しようという考え方のことで、性別や人種の違いに限らず、年齢、性格、学歴、価値観などの多様性を受け入れ、広く人材を活用することで生産性を高めようとするマネジメントのことです。
一方のインクルージョンとは、一人ひとりの違いを価値あるものとして高く評価し、組織全体で包み込むように迎え入れ、個々の能力やスキル、経験、強みを最大限に活かすことのできる環境を提供することです。どちらもこれからの新しい組織や取り組みには必要な発想ですね。
身体の中にも、ダイバーシティ&インクルージョンが現実的になってきていて、身体的な違和感の中にも、感じ方や考え方がそういう風になっていないことが原因のことがあるのです。不思議なことですが、身体も、今に合わせて行った方が、楽だし、自由な感じがしてきます。違和感を納得する方向になっていくから不思議です。
ロルフィングの効果が一人一人違うのは、その辺りが影響しているのかもしれないなと思ったりします。身体の在り方って、知覚体系や信念体系が影響しています。
セッションでは知覚を開きながら、統合していく新しい身体を自分のものにしていって貰います。一過性のものではなく、その波及は、水面に落とした波紋のように全身に広がります。どんな経験も、それぞれの真実で、他の基準やましては正解のあるものでもありません。一人一人違ったもので、創造性や表現に限定されない稀有なあなたの為のあなただけの体験です。あなた自身の真実と出会いましょう。
知覚や信念の外に、自分や身体を連れていくと、次への示唆や、自分の可能性が、その先に見えてくることがあります。マインドやボディは、現状維持するために、頑張っていますが、頑張りゆえの辛さが、身体症状や違和感になっている場合も多いのです。
人間存在というのはなかなか多様性あるものです。そして時間的な経過や、ライフサイクル的な多様性に気がついてないことも多いと思います。自分の多様性に気がつくことで、身体も心も、解き放たれることも多いのです。
こんな風に答えて、間違ったら笑われてしまう。失敗したくない。自分の中の強みや良いを極めたい。と思うかもしれませんが、一見、悪いや、人と違うものの中に、失敗の中に、次への展開や人生の示唆が含まれている場合があります。
そして他人の現実は、他人のこととして、理解と共感の中で、接していきましょう。全てを包括する決まりや絶対的な正解はない、そのくらいのスタンスでいると、多様性な現実が見えてきます。
さて・・・映画と全く関係のない話になりましたが、映画も紹介しておきます。今、映画作りをしていますので、今年は映画の話を少し書いていきたいと思っています。笑わないで下さいネ。
「人のセックスを笑うな」2007年
山崎ナオコーラの同名小説を井口奈己監督が映画化したほろ苦い青春映画。20歳年上の女性に恋をした、純情な青年の喜怒哀楽を優しく映し出す。純朴な青年にふんする松山ケンイチが、永作博美ふんする年上の女性との愛をリアルに演じ切る。『フラガール』の蒼井優、『リリイ・シュシュのすべて』の忍成修吾ら注目の若手俳優たちの好演も見逃せない。それぞれに悩んだり傷ついたりしながら、少しずつ成長していく登場人物たちの切ない思いが胸にしみる。なお、この題名は、本屋で、同性愛の本の棚の前でクスクス笑っている人を見たときに思ったことばであると、作者は語っていたのだそうだ。
太極拳を行う様にゆっくりと動いてみる。単純に立っているだけでも意外にグラグラするし、ゆっくり前に進むだけでも意外にグラグラする。歩くことは歩く勢いが加わってバランスをとっていることに気がつきます。
よくよく感じ直してみると、足の裏の当たっているところは左右が違うこととか、胸を固めて歩いていることにふと気が付いたりします。
自分の体が歪んでいることも、バランスが悪いことも、よくよく感じ直してみないと分からないものです。それくらい現代の生活は忙しいですね。勢いや、ノリ、他人との関係性で動いている無意識世界の様に思います。
体に意識が行くのは、体の違和感を感じたり、痛くなったりした時、ようやく意識が向く事になります。「調子悪いなー」「痛いなー」って。なかなか体の声って忙しい方には聞こえてきません。
勢いやノリ、他人との関係の、積み重ねで、動きの癖が段々と付いてきます。或いはスポーツをっている人だと、そのスポーツの動きの癖が、どうしても体に付いてきます。体はある程度、頑張ってこなしていきますが、どこかのタイミングでどうしても負担の多いところや、構造的に適切に使えなかった部分から、痛めたりします。体は優秀な自動リペア機能付きのマシンですから、寝たり、休息して、ある程度は直してしまいます。
しかし、そのリセット力を上回る歪みやズレが生じてくると、流石に全部はリセットできず、段々と体のどこかに蓄積していきます。蓄積に気がつかずそのままにしてしまうとやがて、痛みや違和感を感じ出す、というのが一般的な流れです。
このズレ感、歪みを、一度全身リセットをやってみるのがロルフィングです。リセットするだけではなくて、体に軸を作ったり、両足が同じ様につけたり、呼吸が深くなったり、姿勢も良くなったり、という機能的な向上も感がながら、今の一番いい状態の身体状況を構築していきます。
どんな状態の人でも、再構築することは意味があるし、特に痛みがなくても、人生100年時代には、一生に一度は10シリーズを受けておくと、身体的な安心感が増えてきます。自分を大切にしていきたい人の、自分の体への自己投資です。
とりあえず、牛歩してみてください。
ぐらっと来ませんか?(^ ^)
「知覚の扉が
澄み切っていれば
すべての事物は
あるがままのすがたで
現れる」
ウイリアム・ブレイク
帰りがけにスーパーでドライフルーツとミックスナッツを買いました。
ドライフルーツは、レーズン(アメリカ)、グリーンレーズン(中国)、パイナップル(タイ)、クランベリー(アメリカ)、パパイヤ(タイ)。ミックスナッツは、アーモンド(アメリカ)、カシューナッツ(インド)、ピスタチオ(アメリカ)、ジャイアントコーン(ペルー)ピーナッツ(中国)と実にインターナショナル。ものだけでなく、渋谷の街で辺りを見回せば、聞こえてくるのは、英語、中国語、タイ語、ベトナム語、フランス語、ロシア語と、周りの人間もすっかりインターナショナルに。
かく言う僕も、アメリカ生まれのロルフィングでセッションをして、インド生まれのヨガと、中国生まれの太極拳、ドイツ生まれのピラティスで体を整え、チリ産ワインを飲み、イギリス製の靴を履き、フランス製の服を着て、日本で生まれたジーンズで。最近よく買う冷凍食品はフランス産。
最近は、縄文時代に興味を持ち、関野さんのグレートジャーニー話に想いを馳せる。ちょっと仲良しになったスーパー店員はベトナム人、コンビニの店員さんはペルー人。
結局フルーツミックスのような現実の中で、私たちは生きている。
奈良で訪れた長谷寺では、五色線を頂きました。
観音様とご縁が結ばれたしるしの「結縁の五色線」。仏の五つの知恵をあらわす白・赤・黄・青・黒の五色の糸をより合わせた腕輪で、身に着けていると災いから守ってくれるそうです。
五色とは、青(緑)・赤・黄・白・黒(紫)の 5色。古くは、中国の陰陽五行説からきています。万物は「陰・陽」の二気、それから「木・火・土・金・水」(もっかどごんすい)の五行で成り立ち、これら陰陽五行の要素で世の中は回っているという思想で、日本の文化に深く関わっています。「木=青、火=赤、土=黄、金=白、水=黒」に対応します。これが五色線の色となっているとのこと。なるほど。
昨年暮れに、中目黒高架下の再開発で蔦屋がオープンして、中目黒の雰囲気は一新しました。http://www.nakamegurokoukashita.jp/
その裏手に目黒川が流れていまして、桜のシーズンには大勢の人でごった返します。
今日はその起点となるポイントあたりの居酒屋で飲んでましたが、ここから中目黒ー代官山ー並木橋ー渋谷ー宮下公園ーキャットストリート・表参道を越え裏原ー新国立競技場へとつながる道、連続する緑の連なりがオリンピックに向け整備されるそうです。
「世界一歩いて楽しい道」と掲げ、Wi-Fi 環境・多言語化サービスの普及、ピクトグラムサイン・案内システムの充実、無電中化や緑の自然環境などを進め、景観に配慮した安全な街並みが実現されるのだとか、ネーミングはともかく、歩いて楽しそうな道になりそうです。(ルートは下記参照。)
気がつけばオリンピックまであと2年。東京はそこら中で再開発プロジェクトが進行しています。目立つところと言えば、東京駅の周り、品川新駅、国立競技場周辺そして渋谷駅です。一体総人口が減り始めた今、これだけの開発して大丈夫なのかと心配になりますが、増える外国人旅行者、レジデンス外国人需要を見込んでの開発なのでしょう。高いビルばっか増える中、こうした繋がる緑地帯みたいな話を聞くと、少しほっとします。
渋谷に住み始めて16年目、そろそろ少し飽きてきたのか、これから先、東京に住み続けるのか。その場合、都心か郊外か。地方と東京の二重生活か。季節ごとに3〜4箇所移動か。海外移住か。人生の折り返し年齢を過ぎ、色々な可能性を考えます。
デカルトは心を「私は考える」 、すなわち意識として捉え、自由意志をもつものとしました。一方、身体は機械的運動を行うものとし、かつ両者はそれぞれ独立した実体であるとしました。
スピノザは精神を身体から裁然と区別して考えていたので、この結合についても、また精神自身についても、何らの特別な原因を示すことが出来ないで、全宇宙の原因へ、即ち神へ避難所を求めざるを得なかったのです。
ライプニッツはこう語っています。「精神と身体とが一致するのは、あらゆる実体の間に存する予定調和による為であり、それはまた実体が元来、悉く同一宇宙の表現だからである。心身関係を時計の製作者が優秀であればあるほど、相互に何の因果関係もない二つの時計が、時刻がぴったり完全に一致するように製作可能である。と話した。
哲学者にとっても心と体の調和は難しいかったということですね。。。デカルトもスピノザもライブニッツもロルフィング受けてから、語ると少し違う文脈になったのではないだろうか。そんな風に思う今日この頃です。。。
理解するより経験。
あなたの優秀な時計を今ここに合わせましょう。
「どうやって、触れているんですか?」ハワイで、ロミロミマッサージをされているその方は、セッション後にそう切り出しました。
こんな触れ方をされたのは、カリフォルニアで開業されているある有名なヒーラーの方以来だという。光栄なんだか、有難いのか、わからないような顔をしていると、続けてこう言いました。
「手から何かエネルギーが出ていますよね?とても暖かい感じがして、自分の体が更新されていくのがよく分かった。アメリカでロルフィングは受けたことありますが、全く違う経験だった。」そう言われました。
ボディワーカーですので、触れることが仕事ですので、色々な触れ方をしていると思いますが、あまり考えてやってないのでわからないのです。手だけを使っているようですが全身を使ってやってますね。人間の体の不思議ですね。
「素敵な時を過ごしました。セッション本当に有難う!」
そういうと彼女は飛行場へと向かいました。
○ロルフィングを受けてみようと思ったのは?
もともと食事や健康、身体に関しての興味は持っていまして、ロルフィングは数年前に知りました。興味はあったものの、そのときには施術を受けず、今年に 入ってから、ロルフィングというよりは、「筋膜を緩めたいな」と思ってウェブ サイトを検索してみました。そのときに、こちらのサイトに出会いました。 最初は単発で、筋膜を緩めようと来てみたところセッションが非常によかった ので、10シリーズを受けてみることにしました。
○10シリーズを受けて、変化したことは?
まず身体の面の変化では、歩行です。歩くときも地面を感じながら歩けるようになったんです。今までそれほど意識しないで歩いていたんですけれど、施術を受けたり吉田さんの解説のもと、改めて意識してみると、「いかに足が地についていなかったか」とい うことがわかりました。今までは「ふわふわ歩いてたんだな」って思いましたね。それだけ足が地面についた感覚になったということで、それがすごくびっくりしました。歩くときも地面を感じながら歩けるようになったんです。以前はよく、何もないところで躓いたりしていましたけれど、そういうことはなくなりました。
感覚面の変化では、視界が多方面に広がりました。全方位に感覚があるようなイメージになった感じです。たしかに自分自身は立体なんだけれども、今まで如何平面で見ていたんだと気づきました。ロルフィングをやる前は、そんなことはまったく気にしていませんでしたが、やってみるとそう思ったんですね。 そうした変化は10シリーズの1回目から違いは感じていたんですが、恒常的に歩いていて感じたのは4回目くらいからですね。回を追うごとに、感じるだけでなくバランスがよくなったり、変化の実感が濃くなっていきました。例えば視界だと、1回目は遠方が見える感じになって、回を追うごとに新たな方向の視界が加わって徐々に広 くなっていきました。普通は意識しないので、上方の視界などは不思議な感じでした。
その他、生活をしていて変わったことでは、身体が柔らかくなったことです。本格的じゃないですけれど本を読みながらヨガやストレッチをやっていて、いつの間にかすごく身体が曲がるようになっていました。「あれ?」っと思うくらい、身体が柔らかくなっていたんですよね。 ここに来る前は、「身体の施術をしてもらう」という意識だったんですが、もっと大きな感じでした。吉田さんのセッションがそうなのか、ロルフィングそのものがそうなのかわかりませんが、気持ちの状態とか、自分の性質だとか、そうした気持ちと身体がすごくつながってるんだとわかりました。やっていると、自分の性質が出るんですね。セルフイメージと同じところもあれば、そうじゃなかったんだな、というところもありました。「こうだから身体がこう感じるんだな」と理解できるところがすごく印象的で、マッサージなどのほかの施術と違って面白かったですね。
それから、心のクセみたいなものとか……自分は人見知りは全然しないんですけれど、最後の部分で人を見るというか、立ち入らせない部分があるんです。普通だ と、何年ものつき合いでないとわからないはずなんですが、吉田さんはストンとわかってくれたりしたのが、面白いと思いました。それと私が身体のクセでうまく使えない部分、例えば、股関節、背中 、腰の関係性など分かりやすくとても腑に落ちる解説をして頂けました。身体の部分としても納得するし、 頭で考えたこととリンクして面白いです。 これまでは、腰が痛いとその部分を押したり揉んでもらう施術だったんですね。 そのときは楽になるけれど、また痛くなる……という感じでした。吉田さんに「体は繋がりがあるので、腰だけ孤立させないようにしていきましょう。痛みは和らぎますよ」と いう話とともにやってもらうと、ふわっと緩む感じがありました。今は大丈夫ですね。
○10シリーズのなかで、印象的だったものは?
何もないところからロルフィングを知った、という意味では1回目です。やってみたら、呼吸が深くなりました。身体を強く押すとか、激しく捻ったりするんじゃないのに、呼吸が楽になったんです。毎回驚きはあったんですけど、ロルフィングに触れた大きな衝撃があった意味で1回目ですね。 あと9回目と10回目の上半身のワークも印象的でした。上半身は足から、地面からつながっているのがわかるようになりました。身体のつながりを感じて、上半身の 伸びを感じたんですね。 10回目にはおさらいをしながらワークするのですが、1回目から順番に復習しま す。こうして最後に確認してもらうと、身体でも頭でも理解できますね。身体を トータルで理解できた感じです。 10シリーズを受けることで、生活は楽になりました。今まではある部分が疲れていたり、痛かったりしても、それに順応する形で生活していました。それはそれ でも生きていけるけれど、それがつらくなって、縁があってここに来たんだと思 うし、いい状態を身体に染み込ませてもらいました。 この「これだと楽なんだ!」という感覚、身体同士が協力し合って楽になっているのを生活の中で忘れないように振り返りながら、活かしていきたいですね。
○ロルファー吉田の印象をお聞かせ下さい。
本当にロルフィングが好きな方なんだろうなって思います(笑)すごく楽しそうにワークをしてくれますし、いろいろなことに挑戦されていますよね。それから、細やかな方です。女性だと男性の施術に抵抗がある人もいるかもしれませんが、気遣いがあって安心できました。
質問メールのフォローも丁寧でしたね。 ロルフィングは、身体も心も楽に、軽やかになるので、そうありたい人にお勧めしたいです。