こんばんは。4月のTE2カフェイベント、急遽、JINGU STADIUM NIGHT YOGAの第1回に行ってきました。夜の球場での、アウトドアヨガ、独特な雰囲気で、風が心地よくて、スタジオとは違う感じです。聞くところこの日はなんと1300人程、集まったそうです。
ヨガは、人と比べずに、自分のペース、自分のヨガというのが基本ですが、この大人数でのヨガというのは、同じポーズを1300人がしている感じ、あたりを見まわすと、壮大な感じがしました。またスタジオ内が基本ですが、こうやってみんなでやるというのは、また別の感じがして良かったです。またしばらくしたら、TE2カフェで行ってもいいかもと思いました。
ここでのヨガ次回は5月10日だそうです。8月29日までやっていますので、是非一度参加してみては如何でしょうか?
※なおアウトドアヨガは、現在東京ミッドタウンでも行なっています。こちらは朝と夜があります。→スケジュール
ご参考まで。どちらも無料です。
一回来たら安心できました。ロルフィングを受けると、生まれ変わります。これまでほんとに体が痛くて痛くて、っていう時期が長かったから、私にとって吉田さんは救世主です。
コラボしていくことにより、新しい、変容の可能性を見出していくそんなコラボの体現形であるアイソレーションタンクとのコラボセッション、第5弾です。
様々な身体の悩みや不具合、更に使いやすい身体への変化・変容をテーマに筋骨格系に始まり、自律神経・内臓・免疫・内分泌、そして体液(脳脊髄・リンパ・血)の流れにもアプローチしていきます。
心の問題からくる身体疾患(心身症)には対応する有料カウンセリング&セッションを提供していますが、それとは別に新しいリフレッシュ体験として、フローティングタンクの効果との相乗効果での、回復や回復への糸口としてのメニューも提供しています(タンク&ロルフィング)
今回は特別イベントとして、下記にて実施します。この機会に活用してもらえれば幸いです。
日時・・・6月2日(土) 満員御礼
ご予約・・・Gメールにて受付ております(http://selflotte.com/cgi/captmail/captmail.cgi )
料金・・・17,120円(特別セット料金・税込み)タンク60分+ロルフィング45分~)※通常より割引料金です。
受付、問い合わせは、セルフロッテさんにお願いします。http://selflotte.com/index.html
20世紀のモダニズム建築を代表する、ドイツ出身の建築家、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの言葉です。
一般的な意味としては、「物事を大きく見て、小さなことをおろそかにしては意味がない。その細部にこそ人生の真実や宇宙の真理が示されているからである。」という風に言われています。
さてロルフィングのセッションでも、目では見えない部分、細部にアクセスしています。セッションの感想で一番多いのは、「触れるだけで、体が変化していく。魔法使いのようです。不思議です。」という感じですが、僕自身初めてロルフィングを受けた時は、本当にそう思いました。魔法のようでした。
あまりに不思議で、セッションを受けて、家まで5分ほどの場所だったのですが、15分かけて帰ったのを覚えています。「なんだこの着地感は??」これが最初の印象です。今までの着地感はなんだったのか。そんな感じがしたのです。(その驚きからその後ロルファーになりました、笑)
さて、ロルフィングの不思議を生み出す感覚は、細部にアクセスしていきます。機械受容器というのがあります。体性感覚という知覚。例えば手だと表面的には、触、圧、温、冷、痛、という知覚は経験あると思いますが、深部感覚という知覚があります。皮膚の表面ではなくて、少し深い部分の触っていく感覚があります。自己受容感覚ともいい、その人固有の感覚です。これに触れていくわけです。するとこの刺激により、組織が再構成されていくと、組織的な健全性が現れてきます。
さらに体という全体に関係する平衡感覚も、これら細部の受容器が支えています。これは、筋紡錘、ゴルジ腱器管や関節受容器が作り出す固有感覚と、耳のそばにある三半規管の有毛細胞、加速情報と視覚の周辺視野が作り出しています。
クロージャー(セッション10)を終える方に、僕はひとりひとりに言葉を送ります。1つご紹介します。『ウォールデン 森の生活』を書いたヘンリー・デイヴィッド・ソローの言葉です。
「人は自信を持って望む方向へ進み、夢見た人生を生きようとしたとき、常識では思いつかない予期せぬ成功を収めるであろう。
何かを捨て去り、目に見えない境界線を越えるとき、その人の中に、普遍的で新しい摂理が築かれていく。もしくは、古い摂理をさらに広げ、もっと自由な感覚で自分に合うように解釈し、さらに高い次元で生きる方法を手に入れるだろう。」
僕は、キリスト教徒ではないですが、この摂理(providence)という言葉が好きです。からだと対峙していくと、そして全体をしっかりとみていくと、どう考えても摂理としか思えない、そんなことが、度々起きてくるのです。
こんばんは。6月2日のアイソレーションタンクとセッションのコラボ、満員御礼ありがとうございます。2種類の異なる統合性のあるセッションのコラボ、普段とは違う刺激的な体験です。
コラボというのは、それぞれが単独で行うのとは違ったものが生まれてくることが多いです。それは音楽でも、演劇でも、そして仕事でも同じです。
違う種類のものから、新しい価値を生み出していく。そんなユニット感覚が大事だと思います。通常のロルフィングセッションとは違うもの、場が、そこでは生まれてきます。
かく言うロルフィングも、固定されたものではありません。アイダロルフも、さまざまなものと、人と出会いながら、原型のアイデアを思いついたのだと思います。一説によると、試行錯誤の中、エジプトに行った時に直感的に思いついたもの、という文章も残っていたりします。しかしロルフィングが体系化するにあたり、言葉や理論が付き、弟子が増え、ロルフィング的なるものが出来上がっていったと思われます。
誕生してから50年ほど経過していますが、大きく変化しています。例えば、ロルフィングは、少し大きな文脈でいうとSI(ストラクチュアルインテグレーション)というくくりの一つです。アイダロルフが発明したやり方ですが、様々な変位を経て、洗練されていきながら、現在のロルフィング、ロルフィング的なるものも誕生しました。いくつかの手法や認定団体もあります。ただロルフインスティテュートの卒業生のみロルファーという名前を名乗れるのが現状ですが、このジャンルの素晴らしいプラクティショナーは、ロルファー以外にもたくさんいらっしゃいます。僕が今まで受けた中で一番響いたセッションは、ロルファーではないSIプラクティショナーのセッションです。
またロルフィング自体も、当初の圧による構造、機能、の再構築から、健全性の回復の為の、モティリティワーク(ゆるいタッチ)、ムーブメント(動きによる統合)、クラニオやバイオ、内臓マニュピレーション、(場合によっては)神経や血管アプローチ(アイダロルフは神経へのアプローチはロルフィングの範囲から除外していました。)、構造ワークからエネルギーワークまで多彩で、ロルファーにより、使用タッチも違うし、個性的だと思います。最近はメンタル系の資格を取得するロルファーも増えました。それだけ社会的な需要も、ボディワーカーに求められるものも変わってきているのかなとも思います。
僕としては、体を通じて気付けること(アウェアネス)はあまりに多く、多彩であること、そして、体は諦めずに変わっていける可能性があるということ、身体が統合していくと、脳に対する刺激も大きく、脳自体や考え方、感じ方、思い込みの是正など心理的な変化も大きいこと。さらに近年、都市生活や自動化システムの社会への浸透、情報機器の仕事や生活への導入過多により、体全体を使わない方向に世の中や我々の生活がシフトしてきている中、身体の活性化による、新しい身体体験、身体からの統合、さらにはオルタナティブ医療としてのボディワークは、重要になっていくよう感じています。姿勢や動き、体感や自由度の質的な転換や、そこから始まる表現や技法、療法の幅を広げていくことを、これからも続けていきたいと思っています。
自分が思い描いたことや目的が定まると、ちゃんと自分で決めれば着実に身体的にそちらに近づいていける。自分の身体はちゃんと答えてくれる。そんな移行空間のようなゆっくりとした時間・体験を届けます。ファストではなく、スロウに進めていきます。長い目で見ると、その方が身に付くのです。
しっかり継続的に良くなっていきたい方に向いているボディワークです。(→感想)
カナダの精神科医 ハンス・セリエの学説によると、苦しみ、恐れ、不安などの精神的・物理的な刺激に対する体内の反応は関係があるのだそうです。心理的な緊張が自律神経系を興奮させ、血管を収縮させる。この自律神経系の特異反応をストレスといいます。
ストレスを多く感じる人は神経過敏な人に多く、人間というのは怒ったり、悲しんだり、恐れたりすると、血液とリンパ液が変わってしまう。怒れば血は黒褐色になって味が苦くなる。悲しむと茶褐色になって味は渋くなる。恐怖心がでてくると血は丹青色となり、味は酸っぱくなる。そういうふうに色と味が変わると血液が本来の働きをしなくなると言う。血液の本来の姿というのは弱アルカリ性だそうで、弱アルカリ性の血液であるかぎりは、人間の体は病原菌を退治するようにできています。
この状態であれば、いかにコレラ菌を飲もうが腸チフス菌を飲もうが人間は病気にならない。神経過敏というか、気の弱い人間は、血液が免疫性のある弱アルカリ性から酸性に変化してしまうので、病原菌どころか普通のバクテリアにまで冒されてしまう。
ストレスは心の病、心が消極的であると、いちばん先にやられるのが循環器障害。血液が循環する血管の中にいろいろな変化が起きることから、血圧が高くなったり反対に低くなったりします。 同時に血管の中を質の悪い血液が流れているから、その結果、臓器障害を起こすことがあるのだそうです。
ロルフィング10セッションが終了して、もうすぐ一ヶ月になろうとしています。日を追うごとに、前とは違う自分の身体を体感しています。
仕事が覚束なくなるほどの左腕の痺れや反りによる腰の張りが、気づくと軽くなっていました。たまに不調な時もありますが、それはずっとではなく、少しストレッチをすれば、翌日には解消されていたりします。
ロルフィングで背中のリリースが多かったせいか、背中の代謝がよくなり、贅肉がとれて、スッキリとしたラインが出て来てきました。おかげで、服を買うのが楽しくなりました。
また、先日数年ぶりに知人に会ったのですが、「あれ~前より綺麗になってる!」と言ってもらえ、これもロルフィングの顔へのワークのおかげかな~と感じました(笑)
前より、少し刺激を加えるだけで、インナーマッスルは目覚めてくれるようになっているようなので、これからも、刺激しつつ、変わり続ける自分の身体を楽しもうと思います。でももしかして、一番変わったのは、変化することを恐れなくなった私自身かもしれません。ロルフィングって、奥が深いです。
再会というのは特別なものです。
とても素敵な時間です。
そして時間が動き出します。
それは過去に出会った証拠と言えるかもしれません。
人生も真ん中を超えたあたりから、
再会する、そんなことも増えてきます。
制作時代、アシスタントをして頂いていた方と、久しぶりに食事しました。
8年ぶりでしたが、元気そうにしているようで、
当時の話、今の様子、尽きない話は、何時間にもおよび楽しい時を過ごしました。(ワインも2杯づつ。)
彼女が、こんな話を始めました。
「吉田さんに昔言われた言葉で、ずっと大切にしている言葉がある」
という。
「どんな話?」
興味が湧き、身を乗り出した。
「えーわかんないの?」
「うん、わからない」
それはこんな話だった。
「思っていることと、口に出していることと、そして実際に行動していることが一致させること。」
「すると葛藤が減るから、何事もうまくいく。時に振り返り、そのことを確認し、
自分を修正しながら自分を進めていった方がいい。」。
そんな趣旨の話だったそうです。
自分でも忘れていましたが、
確かに、自分の気持ちと、自分の言葉と、自分の行動は、
時にズレて行ってしまうものです。
気付いた時に、修正していかないと、
自分がいる場所が本当に居たかった場所なのか、
自分が話している言葉が本当に自分の言葉なのか、
分からなくなっていることがあります。
例えば今している仕事は本当に自分がやりたいことなのか。
たまに見直してみることって大事だと思います。
例えうまくいってたとしてもね。
忙しくなると関係性に身を委ねてしまうから、
やるべきことをやるんだということを
自分を信じて止まないのだろうけど、
長い人生には、何度かそういうタイミングがやってきます。
コンテクストの変更、生きやすい自分へのシフトの時があると思います。
心理学だと自己一致という言葉があります。
TE2カフェ5月イベントを行います。
【ハーブティーを飲みながら、ロルフィング10シリーズについて語ろう】
日時 5月30日(水曜日19時半〜21時半位予定)
※出入り自由です。来店時間をお知らせください。)
募集 7名まで。
場所 TE2ボディワークス
内容
ロルフィングを受けた方のロルフィング体験のシェア会を行います。生の体験談やシリーズ後の状況など他の人にシェアしませんか?フリートークの自由な雰囲気でのお茶会です。
対象
これまでテツボディワークスでセッションを受けた方やそのお友達の方。ロルフィングや僕のセッションに興味がある方も歓迎します。
参加費 1,000円(ハーブティー付き)
参加希望者は、こちらか、Facebookまでお知らせください。
今晩、第2週の再放送ありますが、(第2週はネアンデルタールとホモ・サピエンスの話です。)NHK スペシャル 「人類誕生」をみています。
最新の研究による人類誕生からの環境変化、人類史の攻防や獲得した叡智や身体性、身体の変化、社会性の変化、祖先達の冒険の物語を、リアルなCGが描き出していて、とても興味深いし、心打たれるものがあります。
現実的な環境への対応、その過程で生み出してきた一夫一婦制、略奪(肉食獣が得た獲物を奪う)、走る行為(なんと長距離走るのは人間しかできないそうだ、)、集団活動(狩や集団生活を通じて、協働、共感、協力、介助などが生まれてくる。)など、今の我々にも通じる習慣や風習が生まれてきています。これらは数百万年前から積み上げてきたこと風習であるとは驚きです。
そして何度もの絶滅の危機を、好奇心を持ち、新しいものと出会っていった種が結果的に生き残っていった。「生き残る」という感覚。このサバイバルが生命の基本で、困難を協力と好奇心で新しい局面を開いていきました。自然と対峙してきた人類の歴史が我々の無意識の中の基本にあるのだと思います。
身体を全部使う時、意識を全部使う時、ある種の自分でもしらない力が出てきて、現実を更新していく。そんなことを感じています。無意識の力に出会うと、コンステレーション(布置)の力、シンクロニシティと、巡りあわせてくるのかも知れません。
身体の中の無意識を変えるセッションをしています。ケースにより心理的な深いセッションをしていくと、身体の癖を超えて、深い無意識と出会うこともあります。深い無意識、記憶、イメージから、そのもっと奥には、集合的な無意識が繋がっていて、セッション、そして意識の可能性を感じます。
こんにちは。
コースの各セッションごとの感想は、10シリーズ2つ、ポストシリーズ1つ公開しています。
新しい10シリーズセッションごとの感想を頂きましたので来月から公開始めます。またもう1名、10シリーズ後のインタビューを今週末にとらせていただくことになりました。こちらも来月中に公開します。どちらも自己表現されている方、豊かな感性が体験を通じて出てきています。知覚というのは人それぞれ、感性が人生の質を更新していくよいサンプルになると思います。
感想を頂くとき、その方とのシリーズがリワインドされ、様々な体験のパーツが、重なったり、また追体験することにより、あたらに気が付いたりして、この体験は、クライアントにとっても、有意義なフィードバックだと感じています。
身体に刻まれた記憶や経験のフィードバックを、対話的な手法により、通常より積極的に行うことにより、また新しい未来への意識づけ、いわゆるフィードフォワードが生まれてくる、そんな経験もたくさんしてきました。この部分を特化したのが、特別コースとしているもので、身体の記憶を紡いでいく、対話の中でクライアントと共に物語っていくような少し心理分析やカウンセリングの要素を入れたものとなっています。
これまで僕が制作者として、インタビューアとして、20年経験してきたことを、少し加えた新しいロルフィングだと思っています。自分のことがよく分からなくなってしまった人、生きていること、生活していることへの違和感がある方など、離婚や転職のタイミングで自分を整理したい時などにいいのでは、と自分では思っています。
何度か書いていますが、Reの時代だと思います。
Reborn,Rewind、Return、Rebirth、Reform、Repiarなど。。。Reの後に何か動詞をつけること、それはそれぞれその人ごとに違うのだと思いますが、あらゆる世代、あらゆる人に大切なのではないか、そんな風に思います。
ロルフィングの多彩なコンテクストが紐解くあなたという経験、その断片を身体から読み取ってみる、人生百年時代、長くなっていく人生には、そんなことも時には大切なのではないか、そんな風に考えています。
ここまでの各セッションごとの感想
5月ですが、紫陽花が咲いていたり、地球温暖化か寒冷化かわかりませんが、火山が噴火したり、地震があったり、常態とは違う地球を生きるみなさま、いかがお過ごしでしょうか。
テレビに出たり、本が出たり、最近は少しロルフィングが世の中に出てきています。ちょうど6年前に浅野ゆう子さんがロルフィングがマイブームですとテレビで語った時とと同じような感じです。
ニュースに出るたびにサイトのアクセスもすぐに4、5倍になります。より情報化、スマホ化の進んでニッポン、一体、未来はどちらに向いていて、どこにいくのか。ちょっと心配です。
さて、ロルファーの方のインタビュー記事がネットに出てました。紹介します。
http://kurashi-to-oshare.jp/column/42940/
インタビュー受けてる美穂子さんは、アドバンストレーニングで一緒で大変お世話になりました。いつも笑顔で、ハート溢れる素敵なロルファーです。
「悪いところを見つけるというよりは、いい部分を褒める。」
よく言われることですが、なかなかうまく出来てない、或いは、親切心から、無意識に気にしていることを指摘してしまっていた!
そんな方も多いかもしれません。人に言われて、あ!と気づいたり。
どんな人にも、いい部分はたくさんあるのですが、なかなか自分のことは分かりません。ある程度自己開示していれば、自分の映る姿を見ている周りの人が分かると思いますが、日本はホンネ建前の世界、なかなかホンネを開示しない(できない)人が多いですね。
ですから無意識の中を動いている自分自身のこと。分かっているようでわかってないことが多いです。ご本人も自分のこと分からない、そんな方も多いのではないでしょうか。日本人には自己理解というのは難しいのかもしれません。
そんな中、ロルフィングをしていると、その方の体の状況が色々とみえてきます。うまくやろうとして動かせてないところ、固めているところなど、体は正直、素直な自分を表現しています。
サイトの中でも動的健康という言葉を何箇所かで使っています。動的ということを書いてみます。
動的というのは、英語だとダイナミックです。動きがあって健康的だということですね。
例えば、身体だと、まず止まった状態での、力の抜けた自然な体というのを目指します。その上では、自分のセンター感覚、真ん中を感じた、まっすぐな身体ということを目指します。そして、そこに動きが入ってきます。動く中での、安定感、軸からの動きの連動がダイナミックに行われているかを、確認しながらセッションを進めます。
こうした基本的な、立ち姿勢や身体やベーシックな動きということを実現していくのが10シリーズと言われているロルフィングの基本コースです。個人的な身体の違和感や歪み感、痛みなどは、このニュートラルへのプログラムの中で改善していきます。
姿勢の部分では、バランスが大事です。前後、左右、上下、そしてウチソト的な感覚を育てながら、バランスを4元に整えていきます。動きの部分では動的なバランスです。ダイナミックな動きが出来ているかを確認しながら体の動きを引き出していきます。
ヨガやピラティスも同じように動的なバランスを整えるボディワークだと思いますが、ロルフィングは、運動ではなくて、施術と知覚トレーニングで、身体そのもの、構造や機能を変えていく感じです。
ですので、ヨガやピラティスの先生たち、ダンサーの方もロルフィングを受ける方も多いです。僕のセッションは、こうした体使いのプロたちへのセッションが3割程度になります。
逆にいうと、日常的に運動しないような方や、運動しなかったのだけど、運動始めようと思われている方などは、体がニュートラルな方が、動きやすいし、傷めにくくなるのでロルフィングはおすすめです。
基本的なことですが、一度書き置きしておきます。
MIYAKO YAMAZAKI-GRAY
は、ハワイ在住のアーティスト。家の近所の一軒家ギャラリー、SISONギャラリーで、昨年秋に初めてお目にかかりました。自然なグラデーションが素敵でした。自宅用に一枚買ってもいいかも、そう思わせたキレイな作品が並んでました。
さて、セッションをしていると、体の中はまるでグラデーションのように感じます。それは、色ではなくて、触感覚のグラデーション。テクスチャーのような、テイストのようなグラデーション。
足を触れていると体の状態がなんとなくわかってきます。理解ではなくて、感じる感覚の広がりは大きいですが、伝える言葉も、コンテクストもありません。
実際、我々人間の筋膜は多層な層のレイヤーになり、人間の体中を包んでいます。筋膜のボディのレイヤーを、僕の手は感じているのでしょうか。
自分はこうである。そういう単色のぎっちり塗られたような画一色のような人間はいないのだと思います。人間は多層的な存在で、一つ一つの面は、ゆらぎを持ったグラデーションのような存在だと思います。このグラデーションの濃淡がその人らしさやその人の面白さを作っている、そんな風に思います。
自分らしさは、色よりも、グラデーションのテイストのようにも感じます。かえって色は、自分の区切り時期に、思い切って変えてしまってもいいのではないか、グラデーションの方にその人の本質があるのではないか、そんな風に感じる時もあります。変えても、現れてくるグラデーション、生きている身体というのはそんなものなのかも知れません。
クライアントでも体感のよい人は、僕が感じているのと同じようなグラデーションを感じている方もいらっしゃいます。アーティストの方とか、もっとダイナミックなグラデーションを感じている方もいらっしゃいます。
デジタルな信号に同調しすぎて疲れた身体、自分が分からなくなった身体には、自然な自分に戻る時間、グラデーションを取り戻す時間、そんなひとときが必要かも知れません。