なかなか癒えない痛みや違和感など、ヒアリングし、悩みをざっくばらんに話しているうちに、だんだん進むべき道が見えてくる。違和感や痛みの原因が身体だけの問題ではない場合もあります。
リリースする方向に進むのではなくて、対話的な手法で、無意識に眠る自分のブロックやトラウマに気づきながら、意識的、無意識的な対話の中で紡いでいく双方向の無意識リーディングです。
一人一人個性や性格もあるのでセッションでは、紡ぎ手のキャッチボールにて行います。アウェアネスに伴う発見、あるいは言語化の過程でこのナラティブアプローチ的なカウンセリング的な手法を使っています。本質的な意味での痛みや違和感、トラウマなどの治癒は、急がずに、また語り手を固定するものではなく、対話的な手法により導き出されることが多いです。
さて物語に参加しているうちに、というのが偶然の一致を生み、シンクロニシティが次が生まれてくるという、自分を主人公にした本当の物語が浮かび上がってくる、そんな風にシリーズを進めることも多々あります。このテーマは基本はアウェアネスコースにて行います。その人に必要な場面で、その人に必要な無意識リーディングを行っていきます。
スペシャルセッション
先日のお腹の違和感を聞いて、ちょっとインスピレーションがありました。スペシャルセッションを追加でやってみませんか?と言われる。先生の意味深な表情を見ていたら、なんか面白そうなので同意した。
先生の直感の通り、このセッションではものすごい変化を体験した。意識があるかないかの微妙な意識の中、夢のような、映像を見た。
子供の頃。
そう、子供の頃の見た川の映像が見える。正確には、思い出した。
草、芝生の感覚。足の裏にあたる。
風、水に反射する光。
落ち葉がかさかさするテクスチャー。肌理。
体が感じている記憶。鮮やかに。
子供の時の記憶。
いっきに思い出した。
SHENANDOHの歌も。川の歌。同じ。
水の記憶。光の記憶。私の中に眠っていたさびついた引き出しが開いて、眠っていたものが出てきた。。。
私は泣いてた。涙が止まらない。
一人感動して話続ける私の話を
先生は何も言わずに、
根気よく聞いてくれた。
先生も川のそばで育ったそうだ。
人間も川と同じようなものだと、先生は言う。人間は有機体だから流れていないと駄目だという。
翌日はものすごく眠くて眠くて大変だった。
とにかくあの映像が、感覚がすごくて、
youtubeやネットで、育った街、川の映像を探し回る。
ロルフィングってすごい。
※ロルファー注釈
時に感情がブロックして、身体症状を起こしていることがあります。病院でいくらみても異常なし。でも何かが変だ。違和感がある。そんな時には、身体と感情とイメージとかでブロックされていることが多いです。ブロックの先には青空が広がっています。彼女の場合の違和感は、この子供の頃の記憶と共にディスチャージを始めました。子供の頃の風景と感情、家族との関係性。無くしてしまったその感覚を取り戻したいのだな、そんな風に思いました。
この日は、彼女の歌う「SHENANDOH」という素敵な歌を聞かせてもらいました。
留めていた魂、流れに乗って動き出した心がしまってあった場所にたどり着いた。
さて川の向こうに、人生の青空が見えてきたかな。ノスタルジーの時間が冷めやまぬうちに、次のフェーズに入ろうと思いました。