2017/01/31
近くにある白根記念渋谷区郷土博物館・文学館を訪ねてきた。今は「なつかしき昭和の暮らし」と題して、戦後の渋谷の暮らしを、家電・住宅・流行という3つの切り口から読み解く初めての展示。展示資料としては、手回しの洗濯機から家電製品。昭和レトロの玩具として仮面ライダー・ウルトラマン・ゴジラなどのおもちゃ。雑誌『暮らしの手帳』の写真やカミナリ族の革ジャンや婦人服の「アッパッパ」、ベルボトムのパンツなどファッション関係資料など、郷愁を誘う資料が展示されています。 目を引いたのは、ワシントン・ハイツに関するもの。普段よく行く代々木公園は、東京オリンピックの前は、米軍の施設で、1964年(昭和39年)に開催された東京オリンピックにおける選手村の本村・代々木選手村として整備されたのだそうだ。(下のビデオ参照。)その後、このエリアは、公園と一体となった東京を代表するオープンスペースとして多くの人が訪れる場所となっていくわけですね。東京オリンピック前の東京ってどんなんだったんだろう? さて、2020年の東京オリンピックへ向けてまた街並みが大きく変わるのだろうか。今渋谷駅&周辺は大変な変貌中で、住んでいるのによく分からずに道聞いたりしています。1964年当時は、東京中で、こんな感じだったのではなかったのでしょうかね。変化しても、いずれ馴染んで、それがあたかも最初からそうであったように、感じてしまうのでしょうね。まるでロルフィングでの変化のように、体全体に馴染んでいき、変化が伝わり、新しい相互関係を作って行くのでしょうかね。変化の様子を見守っていきたいと思います。