滝の近くに行くと、流れ落ちる水しぶきが体に当たって、ひんやりとしたすがすがしい感じがします。小鳥のさえずり、小川のせせらぎ、木々を吹き抜けるそよ風のハーモニー、滝つぼに落ちる水の衝撃波など、大自然のもたらす総合的なエネルギーは人間の疲れた体と心を癒してくれます。
自然の中に行くと、我々は、生き物なんだと実感します。この写真の場所は、熊本県の鍋ヶ滝。裏見の滝、裏からみても美しいなんてなんて素敵なことでしょう。
裏から見た経験も何度かありましたが、裏からみた記憶として思い出したのはナイアガラの滝、鍋ヶ滝とは違ってものすごい迫力でした(濡れる!)。
それが先日のアメリカ大寒波で、凍ったと聞いてびっくりしました。(それくらい水量の多い滝です。)
さて、裏から見るといえば、ロルフィングのボディリーディングでは、前から、横からに加え、裏から診ることもしていきます。身体の全体性を対象にしているので、しっかり裏からも見ていきます。ご本人が見えないものを見ていきます。後ろ姿が変わる様子を写真でも確認できますので、見える姿ま変わりますね。
身体に関して言えば、問題となったり、痛めたりするのって、意外に背側が多いのです。僕らは前からみた紙に書いた2次元のぺらぺらの体ではなく、厚みを持った3次元の立方体のような身体ですからね。ロルフィングだと、セッション3を超える頃には、身体の厚みの感じ方が戻ってきます。構造が変革し、知覚が復活していくのですね。
裏からみても素敵である。そんな体に再構築していきます。
今年1月のナイアガラの氷結